2週間ほど家事手伝いに来てくれていた母が、今日家に着いた、と、父から連絡があった。
私の家を飛び出して3日目。
弟の家には長く滞在しなかったらしい。
先日、母が私にブチ切れて出て行ったあと、父と連絡を取った。
いつものことだが一応報告、そして、私が心の整理をするために。
父:「こんばんはー。この度はお母さんがお世話になりました。今回けっこう長いから、あれ!大丈夫か?と思いよったんやがな、まぁ、お疲れさんでした。」
私:「こちらこそ。もう聞いた?まぁよう働いてくれてめっちゃ助かったんやけど、35年目の暴言ありがとう、やで~。私にさんざん言い捨ててタクシーで出て行ったわ。」
父:「まぁまぁ…人は変わらんからな。いつものことや。笑 今回はあんたもがんばったんと違うん?」
私:「まぁなぁ。うち、二階あるから、おかんも用事済んだら部屋に引き取る感じで、あんまり会わんかったのがよかったんかも。」
父:「そや、二階はええわな。…うちは一階しかないし、部屋を改装して我々の部屋にさせてもうたんやが、おばあさんが分からんやろ。認知があるから昔の記憶でな、洋間と思っとるから勝手に入るやろ。したらお母さんが勝手に入った、ちゅうて怒ってなぁ。まぁ、しゃーないんやけどなぁ。二階があるっちゅーんは、ええなぁ。」
私:「あ~、その話もさんざん聞いたわ。今回な、お母さんに合わせず自分を貫く、っていうのをやってみたら、お父さんみたいになったわ!ほんまお父さん、お母さんの相手大変やな。」
父:「まぁ…大変や。苦笑 ところでお母さんやけどなぁ、年に何回かそっちに行ってもらおうと思っとるんや。おばあさんがなぁ、お母さんがおったらすることがないやろう。お母さんが留守やとがんばるからなぁ。その方がええか思うて。
私:「あ~なるほど。おかんが、何でもやってまうしな。まーまー、どーせまたそっちが嫌になるやろし、お互いそれがええかもな。」
父:「まぁ今回は練習ちゅうことで。ま、あんたもお疲れさんでした。お正月は太郎連れて来るんやろ?」
私:「そやな。来るなって言われたけど行くで。」
父:「じゃあまぁ、身体だけ気をつけて、無事来れるようにな。」
私:「そやな、普通に気をつけますー」
父:「はい、じゃそーゆーことで…おつかれさん」。
…父と話すと、別に私が悪いことをしたわけじゃなくて、母はいつもこうなのだと思い出して少し心が軽くなった。
わかっちゃいるけど、凹むのよ。
面と向かって暴言吐かれたり、色々否定されたりすると。
しかも母!一応、実母!
夫に
「あーあー、感謝してるのになぁ。」
とこぼしたら
「伝えようとしているか、君は?」
と言われ、こいつなんも分かってねぇなぁ…と萎えながら、
「話聞いたり受け止めたりする余裕ないんだから、難しいんだよ」
と言ったが、きっと理解しないだろう。と思えたのでさらに疲労を感じていたから、父と話したことで少し、自分は自分の味方していいんだと自信を持った。
ってもさー。
親二人のテンション違いすぎなのもこっち、疲れるんですけど!
そこ、夫婦で共有しといて!
という不満は、未だにうまく伝えられず、父は結婚依頼学び続けている妻への対応、
「お母さんはしょうがないからなぁ」
という他人スタンスを完璧に貫いているので、なんだか娘の私ばかりがしんどい思いをして損しているみたいで、それはそれで腹立たしい。
母の病的な怒りの矛先であり続けていること、
それをただ見ているだけの父のずるさ、
両方が、私は身ぶるいするほど嫌いなのだ。
わたしはただ、悲しい。
わたしがわたしでいるだけで、罵倒されたり怒りをぶつけられたりすることが。
相手が母だという理由で、ほぼ100%のひとが、わたしが悪いことをしたからでしょ?と決めつけてくることが。
わたしは悪くない!
と言うだけで、わたしは何か色んなものと戦わされているみたいで。
見る目のないバカなやつらばっかだなー と、
わたしは皆をあわれに思う。
わかってほしい!
と叫ぶこと自体、もうアホらしくてやってられない。
ただ、疲労。
残るのは、疲れ。
わたしはわたしの肩を抱き、わたしは味方だからね、わたしが悪いんじゃないんだからね、と、何度も何度でも囁き続ける。
「一応、傷ついてるんだね。」
と言う夫の無神経さを、華麗にスルーしながら。