私の母は、今でいう「毒親」です。

実母との関係で、ずいぶん大変な思いをしてきました。


過干渉・非難・中傷は日常茶飯事、母に自分の気持ちを正直に話したことなどほとんどありません。
自分の思い通りにならず、考え方が母とはまるで違う私の、何もかもが気に入らないようでした。
母と同じ家で普通に生活をすることが私にはとても苦痛でした。

とにかく距離を置きたくて、中学卒業と同時に定時制・全寮制の高校に入学したのですが、そこからすんなり自立できると思ったら大間違い。


紆余曲折あり、自立のために色々してきましたが、そのたびに邪魔をされました。
もちろん本人は邪魔しているだなんて自覚はないと思います。
が、私にとっては邪魔をされてばかりの人生。
事件・・・という大げさなものではないのですが、何か母の気に入らないことが起こるたびに(といっても、気に入る=社会的な成功や名声、それ以外はすべて気に入らないわけです。)

 

「あんたにそんなことができるわけがない。」
「自分ひとりで何かできると思うな。」
「ほら、私が言ったとおり。」
「親に感謝が足りない。」

 

 

と正義の印籠をつきつけ私を非難。


しかも、両親は某有名新興宗教にハマっており、その教えを混ぜ込みながら非難されるわけで。


宗教の教え自体はそうおかしなものではなかったと思うのですが、なにせ取り扱う人間が人間だけに、自分に都合よく解釈して人に押し付け、それ以外のものはすべて認めない!

・・・というのを世間でやると変人扱いなので、一応外では制御しつつ、家の中では長女の私にだけ押し付けてくる・・・という、とっても迷惑な状況でした。

 

幼少のころから教会に連れて行かれていたので、それが当たり前だった私。
その宗教自体に疑問を抱くという健康的な思考を取り戻すのにもだいぶ時間がかかりました。

 

三人姉弟の長女の私だけにエスカレートする誹謗中傷その他諸々。
父はスルー力が異常に高く、何を見ても他人事。
私を助けてくれることなどありませんでした。

そんなこんなで疲れて果てていた私ですが、その時々の彼氏や妙な幸運に助けられ、なんとか生きてきました。

 

30を過ぎた頃、霧が晴れるようにやっと、もういい!と、心機一転、気ままに自分の人生を送ることを決意。

 

したのだけれど、生きている親とは死ぬまで付き合いが続くのでしょうね。
色々あるけど適当に流していけたらいいな、一緒にがんばる仲間がほしいな、と思います。


・・・長くなりました。読んでくれてありがとうございます。