その日は、

休日に少し遠出をしていて、

思っていたより帰宅が遅くなりました。


家に着いたときには、

学校の宿題や塾の復習が、

まだ残っていました。


以前なら、

「今日の分は今日のうちに」と

焦っていたと思います。


一日やらないだけで、

どこか取り残されたような気持ちになっていたからです。



でもその日は、

「今日はここまでにしよう」

と、すんなり言えました。


勉強の進み具合よりも、

まずは体を休めることを

優先したいと思ったからです。



特別なことは何も起きませんでした。


次の日、

息子はいつも通り机に向かっていました。


それを見て、

少しほっとしました。



予定どおりにいかない夜もある。


それでも、

日常はちゃんと続いていました。


崩れながら、

それでも前に進んでいる。


そんなふうに思えた夜でした。