初めてのVもぎの個人成績表を持って来ました。
これから書くことにはまだ受けていない中3も、高3も参考にすべきことがあります。
しっかりと読んで下さい。
まず、結果として合格可能性判定は殆どがE判定でした。
もちろん予定通りです。
E判定とは、逆立ちしても合格など絶対に無理だから諦めてもっと低い志望校にしなさいという意味です。
これで自分がいかに勉強不足かはっきり分かったと思います。
一般に、受験生が午前1時前に寝るなどあり得ませんよ。
毎日午前1時まで勉強です。
それが当たり前どころか、少ないくらいです。
私は昨夜も生徒の教材を作っていて、寝たのは今朝6時半過ぎ。
起きたのは7時半過ぎ。
つまり1時間しか眠っていません。
今夕方の7時過ぎですが、もちろん眠いですよ。
眠いですが、寝てしまうことはありません。
気持ちの問題です。
入試を受ける訳ではない私ですらこのような睡眠時間なのですから、受験生は戦いの姿勢でなければいけません。
次に教科ごとの偏差値を見ると、一番良いのは数学、次に良いのが英語。
それはふだん私が教えている教科ではありませんか。
逆にふだん教えていない国語と理科の異常な低さが目立ちます。
あのような点数を見た時に母親は怒って良いのでしょうか。
全然構いませんよ。
ボロクソに言いましょう。
自分の産んで育てた子供です。
誰に遠慮する必要がありますか。
私はA判定でも母親に引っ叩かれましたよ。
それが母親の権利です。
ただし、怒るのは絶対に15秒以内にして下さい。
15秒を過ぎると母親の癖として同じことを繰り返しているだけですから。
さて、異常なまでに低かった国語と社会ですが、模擬試験の目的は何だと思いますか。
大抵の親子が偏差値と合格判定のみを見ます。
それに意味がないとは言いませんが、優先順位としては間違っています。
模擬試験を受ける第一の目的は、それぞれの教科についてどの単元がダメなのかを確認することです。
彼女の場合、国語は漢字の読み書きが10問中3問しか正解していません。
漢字の読み書きができないことがはっきりとしました。
言い方を変えると字が読めない訳です。
字の読めない者が国語の問題の中心である長文読解ができますか。
無理ですよね。
だから、今すぐに漢字の読み書きです。
今月中に高校入試の分を仕上げるくらいの勢いで練習しなければなりません。
それによって20点以上の得点アップが可能になります。
そうすれぱ国語は合格圏。
次に理科ですが、何ヶ月も前に渡してある一問一答式問題集に全く手をつけていないことが今回の結果でバレました。
なぜあの本を中学生全員に配ってあるか分かるでしょうか。
中学校3年分の内容が一冊に収められているから、どの中学校の生徒でも校内の定期テスト対策に使えます。
そして、あのボリュームはトーカツでも合格するのに十分に足りるものです。
生徒たちにはそのように明言して私は配りました。
だから、理科は何も考えずにあの一冊と心中すれば良いのです。
そうすれば理科も合格圏に達します。
これも今月中に最低一周しましょう。
それを確認するのが母親の役目です。
模試を受けて結果が届いたら、最も大切なことは教科の穴を確認することです。
偏差値や合格判定は二の次です。
過去の生徒たちの中には志望校を変える気もないからと模試を受けなかった者もいます。
そのような僅かな数の生徒たちの共通点は、全員が不合格。
彼らは模試を志望校判定の道具としか思っていなかったのです。
模試の結果から志望校を考えるものだと思い込んでいたのでしょう。
だから、志望校は既に固定してあるので自分に模試など必要ないと勝手に判断した訳です。
他人の助言に耳を傾けない姿勢に対する天罰です。
以上、若い頃はミス所沢だった母のために書きました。