不登校女子 | 柏英数教室 明倫舎 千葉県柏市 学習塾
私がコロナで寝込んでいる時でも高1女子は頻繁にLINEトークして来ていました。

不登校だった彼女にとって誰かに不安な気持ちを吐露すると楽になるのは間違いありません。

高1になって1回だけ学校を休みたいと言い出しましたが、欠席はその時の1回のみ。

常に精神的に限界状態ですが、踏ん張っています。

高1になっても塾には週に3回きちんと通っています。

昨日も本人は物理的に体調不良。

それでも塾は休みたくないと、やって来ましたよ。

英語は時制の確認。

数学は展開と因数分解。

冒頭に書いたように、コロナで私が寝込んでいても様々な連絡をくれました。

不安を述べるよりも攻めの姿勢が目立った彼女です。

中間テストに向けて教科ごとに何をどうしたら良いのか質問して来ました。

偏差値が低めの高校で使う検定教科書については各出版社も利益にならないから教科書ガイド的な本を出してくれません。

それでも各教科について必要な問題集は指示しました。

市販はされていなくても、教科書会社から学校納入用のワークブックは出されています。

もちろん生徒個人が買うことはできませんが、それでも何とか手に入れるルートは教えてあげました。

精神的に限界状態で高校に通っているのは間違いありません。

それでも欠席は僅か1日。

塾にも週3日しっかり来ています。

勉強を教えるだけの指導はしていません。

彼女にとって最も大きな課題は心の充実。

だから、塾内にあるDVDを見せることもよくあります。

感動して涙したこともありました。

不登校の生徒は概して心がスカスカです。

だから、そこを埋めてあげる必要があります。

もちろん見せるものは予め吟味が大切です。

映画を一本見てもらった後には感想文も書かせます。

その中身には私は介入しません。

添削しようとすれば真っ赤っかになるのは明らかです。

だから、お母さんに見てもらうようにしています。

親子で情報共有です。

様々な制約がない塾だからこそできる指導は勉強内容を教えることに限りません。

女の子だからと甘やかさない私は彼女に対して厳しい言葉を投げつけ続けています。

しかし、精神が腐りきっていなければ、他人が真剣に怒ってくれることの意味が理解できるはずです。

体調不良でも塾を休みたくないという彼女の姿勢が、彼女にとって塾がどのような存在価値を持っているのか明らかだと思います。

それから、毎日何回もお母さんからLINEトークが来ます。

朝本人が目覚める前から帰宅後の様子まで様々な報・連・相があります。

たたが塾です。

でも、たかが塾だからこそ生徒を救うことができると思って指導しています。