私の場合、SLEといっても腎障害が主であったので、


とにかく畜尿→尿チェック→利尿剤点滴する・しない、アルブミン点滴する・しない


と、プレドニン60ミリが8週間つづいた。


利尿剤の点滴はてきめんにきくけど、あまり何回も使い


すぎるとよくないらしい。


利尿剤を点滴しないと1日に300~500ml、なのに尿たんぱくは(+++)で、


血中アルブミンが1程度。



SLEとわかる前はネフローゼ症候群と最初はいわれてた。


好きな作家の寺山修司が、若いころ同じネフローゼで入院していたので、


すこしうれしかった。


彼がその入院期間中、読んでいたという芥川龍之介の本を私もまねして読んでいたら、


気分がだんだん暗くなっていった。本当に名作だとは思うけど、あまり入院中に読むに


ふさわしいとはいえないかと。もっとお気楽なのがいい。


この辺が、才能のある人とない人の違いなのかな。



ちなみに、プレドニン60ミリは8週間以上は継続できないので、8週たって改善がなくとも


プレドニンは減量していかなければならないと。


そのかわりに免疫抑制剤を追加する。


私はこどもを姑にあずけていたので、早く退院して子どもと夫との3人での生活を


始めたかったが、それはかなわぬ話だった。