久しぶりに、ディケアをお休みして甲子園決勝を見ました。今回はその感想を述べて行きます。

 先ず、今回の甲子園は波乱の幕開けで、有名校、優勝候補がどんどん敗退して行きました。これには本当に感動すると共に驚きました。我らが愛知中京大中京までが2回戦で敗退してしまい、残念な気持ちもあったのですが、本当に良い試合ばかりで目が離せませんでした。そして、決勝に残ったのは、関東一高と、京都国際でした。どちらも勝てば初優勝。両校ナインのプレーが光ります。

 今回の決勝は何と!9回まで決着がつかず、甲子園史上初の決勝延長タイブレークへ!これは両校の投手が非常に優れていた事を表します。何度かチャンスはあったのですが、そこで両校の投手が、上手くフライにしてしまったり、ゴロを打たせて結果的に両校ともホームの遠い試合でした。決勝ですので、両校の投手も緊張や力が入ったり色々な困難や疲労もあった事でしょう。しかし、両校投手はそれをものともせず、0行進の快進撃を続けます。

 こうなると後は、どちらかの失策か、投手の疲労による失投かと言った感じでしか点は取れないなと思いました。

 その思惑通り、延長10回で京都国際の中崎がから西村に継投がなされ、これはもしかしたら、京都国際はここまでか?と言った所まで追い詰められたのでした。しかし!その意に反して、先制したのは京都国際でした。何と!その得点は、押し出しのフォアボール!何という事だ!と思いました。

そして関東一高の投手も継投に入りました。畠中からエースナンバーを付けた、坂井、更には大後へと投手が代わりました。そんなピンチの関東一高に更なるピンチが襲いました。京都国際の追加点。ワンナウト満塁から三谷がライトへ犠牲フライを上げます。そして三塁ランナーのタッチアップにより2点目が入りました。(おお!)思わず声が出ます。

そして、迎えた10回裏2-1だった為関東一高は少なくとも1点は入れないと敗退が決定してしまいます。関東一高の必死の攻撃が始まります。(頑張れ!)心の中で叫びました。

ツーアウト満塁の舞台、バッターボックスに立ったのは坂本です。緊張の一場面。私も手に汗握っていました。一打逆転のチャンス!京都国際としては、ツーアウトの為、ここを守り切れば、優勝が決まります。

 しかし、幕切れはあっけなく坂本は三振を喫してしまいました。(わー!)感動がこみ上げます。私は両校のナイン全員に大きな拍手を送りたくなりました。

 今回の試合は本当に手に汗握る好ゲームでした。(感動をありがとう!)心の中で力一杯叫びました。

 高校野球らしい全力プレーの光る、決勝に相応しい試合で見応えが十分でした。

 さて、話は変わって、少し別の角度からの感想を述べたいと思います。

 今回の決勝で、京都国際が優勝して、こんな意見が寄せられたそうです。それと言うのも京都国際は元々在日韓国人の為の民族学校だったそうで、私はそれと今回の優勝とは全く関係の無い話だと思いますので、素直に京都国際おめでとうございます!と言いたいのですが、中にはそうした韓国を良く思わない人も居らっしゃる様で、「何故在日が勝つんだ!」と激しい感情を向けてしまい。SNS等でも所謂アンチコメントを載せた方々が一定数居られた様です。その様な意見を私は非常に残念に思いました。ある意味子供じみていないかとさえ思ってしまいました。何故なら京都国際の生徒には何の罪も無く、実に溌剌としたプレーで甲子園を沸かせてくれた、チームだからです! ですので私はこうしたアンチコメントを見る度胸が痛みました。甲子園で優勝しようとしたらそれは並大抵の努力では、おおよそ不可能です。彼らはそれをやってのけたのですから素直におめでとうございます。で良いのではないでしょうか?いつまで軍国主義的に韓国を批判するのでしょうか?私はその点が残念でなりませんでした。勿論一個人の意見ですので、それを強要する事は致しませんが、その点が唯一の心残りでした。だから改めて両校に言います!本当に感動する試合をありがとうございました。