理想とされる結婚生活とは何でしょうか?今回はそこに焦点を当て見て行きたいと思います。
先ず、夫婦となる為にはある一定の交際期間を持つべきであると言う意見に筆者は賛同したいと思います。何故なら、相手の事を良く知りもせず、結婚してしまえばその先にあるのは「破綻」の二文字だからです。では、最も理想とされる結婚とは何でしょうか?それは、たとえて言うなら、タイトルに挙げた「初めての色に染まる恵み」を味わう事と言えないでしょうか?どう言う事でしょうか?例示を以て解説してみようと思います。
たとえば、結婚を願う男女が居たとして、結婚後の事を早速考える訳ですが、そこには数多の両者の合意が必要ではないでしょうか?一例を挙げるなら、味噌汁の味さえ異なると言うのが出だしの夫婦です。どう言う事でしょうか?それは、男性側が白味噌で長い間生活して来た、これに対して、女性の方は幼少期より、赤だしで育って来たとしましょう。そこに生じるのは初めは間違いなくもめ事ではないでしょうか?そうです、初めの夫婦はその違いすら受け入れられず、未熟さ故に喧嘩してしまうのです。
だとすると、これ以上に、所謂「価値観のズレ」と言う物は、数多だと思慮される訳です。ではこれに対する解決策はあるのでしょうか?結論からすればそれは「有り」です。何故なら、この世で夫婦関係を継続出来ている夫婦は、これら全てを経験済みだからです。では、一体どうすればこれらの問題に解決を見出す事が出来るでしょうか?それは言わずもがな、両者の深い部分での話し合い、そして深い所での合意です。
先ほど一例を挙げましたが、この様な味噌汁の味と言った些細な出来事でも最初その男女は揉めてしまい、簡単に喧嘩へと発展するのです。
では、理想の夫婦像がもしあるならそれに近づく方法とは何でしょうか?それは、どんな時でも、深い所で話し合い、両者が互いに譲歩を示し、時として自身自ら折れ、また時として、その主張を相手が側に受け入れて頂き、そうしている間にその夫婦は「真の夫婦」とでも言いましょうか?深い所でお互いを許し、合意し、受容し、そのパズルで言うなら凸と凹ががっちり合わさって行く。つまりは、誰の影響でもなく、その夫婦でしか出せない色。「初めての色に染まる恵み」を味わう訳です。
如何でしょうか?結婚とは実に素敵な事ではないでしょうか?そこに、譲歩や、成長を見出し、更に一歩進んだ大人へと、その大人の階段を上り、その夫婦でしか出せない色が出始めると、その夫婦は実に「宝石の様な輝き」を放つのではないでしょうか?そうです!これが、真の結婚の恵みです。故に結婚は素晴らしく、実に崇高なのです。言わば結婚してからその夫婦しか出せない色に染まって行くプロセスを真の意味で楽しみつつ、時に涙しつつ一歩一歩その夫婦は理想へと近づいて行くのです。これには両者の真の意味での忍耐や、譲歩が必須です。しかしそれを補って余りある程に結婚は素晴らしい物です。これから結婚したいと思っている方々へ、結婚は実に素晴らしく、実に大変な作業の連続です。
貴方もそこに招かれています。勇気を出して、異性に思いのたけをぶつけ、失敗しても良いではないですか、その失敗が人を成長させるのです。故に私達は恐れず堂々と相手に思いのたけを告白して行きましょう。結婚は実に素晴らしく、実に大変です。しかし!それに恐れるなかれ!勇敢な一歩を踏み出してはみませんか?きっとそこには、今まで一人ではとても味わえなかった、素晴らしい恵みを経験する事でしょう。そして、めでたく結婚できたなら是非、恐れず、喧嘩しても良いのです。肝心なのはその後です。自ら「ごめんなさい」を発話しましょう。そして更なる一歩上の恵みへと駒を進めてまいりましょう。
結婚とは正にそう言う物です。貴方もこの「初めての色に染まる恵み」味わってみませんか?