時をさかのぼる事30余年、琢磨少年は当時小学3年でとてもアホなガキした。(笑)或る時琢磨少年は考えたのです。何を?それは、体操服入れの紐を用いてあろうことか縄跳びが出来たら?と考えてしまうのでした!結果は一目瞭然!縄が引っ掛かり顔面らコンクリートの床にバーン!と落ちたのでした!一瞬意識が遠のきます。目覚めて口をもごもごすると、何と!違和感が!それは、顔面からハデに落ちたため、前歯が横半分に折れてしまった!と言う事実でした!(笑)(あー!自分は何てアホなのだろうか?)自身でしでかした事とは言え、その代償は大きかったのです。そして、これもまた琢磨少年のアホさ故に起きた事でしたが、何と!その半分に折れた歯を、当時の琢磨少年は迷信さえ信じていたので、縁の下に放り投げたのでした!(笑)琢磨少年は、その時歯の神様に一心に祈ったのでした!「どうか歯が生えて来ますように!」しかし、それは永久歯生えて来るはずはないのです!そしてそれから歯科に行き、そこでも叱られ(笑)歯科医に「縁の下に放り投げるとは!」と呆れられたのでした(笑)そんな琢磨少年が大人になり、小学3年次に割ってしまった歯をとうとう差し歯にする決断をしたのでした。さて、もう少し時が経ち、大人になった琢磨少年はこれまたアホな事に前歯が差し歯である事にも関わらず、リンゴを「ガリ!」っと豪快にほうばったのでした。(笑)これまた結果が一目瞭然、見事に差し歯は割れて抜け落ちました。そしてまた歯科へ!そこで衝撃の答えを歯科医に告げられます!何と!「の歯はもう根っこが割れて使えないから、抜歯しか方法がありません。」歯科医の話に耳を疑う余地も無く、その処置の日をじっと待つのでした。そこで!問題が発生します!何と一時的に埋め合わせた差し歯の根元が痛み出し、炎症を起こしてしまったのです!強烈な痛みが歯茎を蝕みます。しかし、またも琢磨はアホな事にその痛みを耐える方を選択してしまうのです。(笑)そしてその痛みに耐えられなくなった頃に歯科に行き前述の結果を頂き、歯科医から「今から抜歯します」と告げられるのでした。先ずは麻酔です。歯科医は仰います「炎症箇所に麻酔針打つから耐えてね。それにしても今まで痛かったでしょう。そう言う時は臨時の予約を入れて来て良いからね」歯科医は優しく接してくださいます。その優しさが却って抜歯の怖さや不安を煽りました(笑)そして抜歯が始まります。「鉗子!」歯科医の言葉が診察台に響きます。「ギリ!ギリ!」私の前歯が抜かれまい!と抵抗しているかの様に、歯科医を困らせました。「抜けない!〇番の鉗子持って来て!」と何度も何度も歯が軋みます。(痛~い!)それはもう冷や汗物です!(笑)そして、暫く私の担当歯科医が抜歯を担当しましたが、抜けず、見かねた院長が「代わります」「あれ?いつの間にか院長先生に代わられたのですね?」琢磨は少し強がってそんな余裕を見せます。しかし、「ギリ!」歯が軋む度に激痛が走ります!これは自分が炎症を放って置いた為の代償です。致し方ありません。しかし琢磨は思い直すのでした。(ああ!炎症箇所が一か所で済んで良かった!そして、院長先生もリラックスの為に私に色々「痛くないですか?」「僕丁度一人キャンセルになったので、丁度良かったので僕が貴方を治療しますね」優しい院長の声が診察台を包み込む様です。(ああ!何て快適な環境で治療して頂けるのだろう)私は思わず感謝しました。そして院長は一回歯が軋んだと思うとアッと言う間に抜歯を完了させました。「抜けましたよ」また院長の優しい声が響きました。そして、歯科助手から「縫合しますか?」私はまたも恐怖に追いやられます。(笑)(え!縫合!そんなにでかい穴が空いたのか?(笑))そして縫合もアッと言う間に終わり、仮歯を作って治療が終わりました。その後が良かったのです。妻が私の元に駆け寄ってくださり「1時間半も治療してたわよ、大丈夫なの?」「実は抜歯て」「え!」「じゃあ今日は温かくて柔らかいうどんでも食べて帰らない?痛かったでしょう?」そして何と牡蠣入りのうどんを食べさせてくれたのです!私は妻の配慮の素晴らしさに感謝しました。妻は続けます「明日はもっと良い事待ってるものね」それは回転寿司デートです!妻はいつでも温かく接してくれます。これから先ブリッジを作成しますが、完成したら妻にお礼でも出来たらと思いました。今回は痛く、怖くそして感謝な出来事でした。そうです一見すれば不幸かに想える事象にも感謝して行く時その人は「輝く」のではないでしょうか?私が人に「輝く」事を求めてばかりで、自身に求めていないと言う事はあり得ないので、今回は自身にあてはめてみました。読んで頂き感謝します。ありがとうございました。