コーギーの「天地ちゃん」が第二の人生を始めました!!
今日は、コーギーの「天地:てんちちゃん」が幸せになったお話をします。
ご報告が遅れました(3ヶ月も、ごめんなさい)
飼い主に捨てられた犬が、
どのような経緯をへて
新たな人生を歩み始めるのか。。
「天地ちゃん」のお話で、
今後、保護犬猫の里親をご希望される方が
増えたらいいなあと思います。
「天地ちゃん」に初めて会ったのは
2018年8月13日。
神奈川県動物保護センターにシャンプーボランティアに行ったときです。
その2週間前に、町を放浪していたところを捕獲され
保護センターに収容されていました。
首輪はついているけど、鑑札、名札なし。
飼い犬であったことは確かだけど、
飼い主からの問い合わせ、お迎えはなし。
大事な家族だったら、探しますよね。
探されないということは、捨てられたということでしょう。
アンダーコートがモサモサ。
あごの下から、お腹にかけて、
糞尿でドロドロ、皮膚がただれていました。
まずは、ブラッシングでアンダーコートを取り除きます。
口がでるので、双方の安全のため、口輪をしています。
とくにおしりのあたりを触ると、ガウっときます。
そぉっとね。
今回は、シャンプー・ドライヤーは無理と判断し、
湿疹がひどい、あご下と腹下をバリカンでカットして、
シャンプータオルで拭いて終了としました。(無理は禁物)
この時、ボランティアさんが「チャコちゃん」と名付けました。
終わって、ほっとしているところ。
数日後の様子。
真夏で、ぐったりしています。早く出してあげたいな。と思っていました。
「チャコちゃん」の里親さんを募集していたところ、
知り合いの方から、
コーギーの里親希望の方がいらっしゃると連絡をもらいました。
そして、すぐにコンタクト。
8月31日に、里親希望の方に面会に来てもらいました。
コーギー大好きな方で、接し方も上手でした。
あれ、シャンプーの時と違うじゃん。こんなおとなしい子だったっけ?
お手までできて、おりこうさんのところをアピールしているのかな。
その場で、即決はせず、
ご家族とお話し合いの上で、お返事をいただくことになりました。
後日、お迎えのご意向の連絡をいただきました。
9月3日。シャンプーボランティアさんに手伝っていただいて、
「チャコちゃん」をシャンプーカットしました。
前回、ブラッシングしたとはいえ、
あまりに汚れていて、すごいにおい。
家の中に入れるのは私も躊躇してしまうレベル。
皮膚のただれや、タコみたいのもあったので
皮膚の状態を確認して清潔に保つためにも、思い切って短くしました。
毛は半年も経てばもとに戻ります。
タオルドライ中。毛を短くしてあるので、ドライヤーも短時間で済みます。
職員さんに
マイクロチップの挿入と、ワクチン、狂犬病予防接種をしていただきました。
(無料です。感謝)
そして9月6日に、保護センターから、里親さんのもとへ出発。
職員さん、お世話になりました。
命をつないでくれてありがとうございました。
「チャコちゃん」嬉しそうだね。
私の車に乗せて、里親さんのお家へ。車中よい子でした。
無事に到着。おつかれさま。
お家の中に入る前に、おしっこで、家のまわりをぐるり。
逸走防止のため、二重リードにしています。
里親さんとも上手に歩けます。
1階でお店をやっていらっしゃり、こちらにサークルが用意されていました
新しいお名前は「天地:てんちちゃん」になりました。
着いたそうそう、落ち着いています。
お水をもらうところ。
すでに、お家の子の顔になっていますね。
里親さんとお話しているあいだも、静かにサークルで寝ていました。
これなら大丈夫と、帰り間際に撮った写真です。
「じゃーねー」ってお顔でした。
しばらくは、夜泣きをしたり、、吠えたり、散歩で問題が発生したりと
いろいろあったようですが、
里親さんは、根気よく、愛情をもって、
「天地ちゃん」と毎日毎日向き合ってくださいました。
後日、里親さんから送られてきた写真↓。優しい目になっていますね。
里親さんの手に、頭をこすりつけて、ペロペロなめたそうです。
そんなこと、保護センターでは一回も私にしなかったのに。
愛情をもらうと、心を開くんですね。
3週間後に、シャンプーがてら、我が家に来てくれました。
しつけのお悩みは、シャンプーボランティア仲間で
ドッグトレーナーの林さん(左)に、アドバイスをいただきました。
(いつもありがとうございます)
無駄吠えを止めさせる方法をレクチャー中。(右:お母様とお嬢様)
そしてさらに1ヶ月後の、11月3日
お嬢さんにお手伝いいただき、シャンプーカットしました。
「天地ちゃん」は、お嬢さんのことも大好きで、べったりくっついています。
もう家族なんですね。
保護センターの収容室で、血走った目で吠えていましたが、
怖かったり、不安だったり、
「こっち見て」とか、「お家帰りたい」とか「さみしい」とか
いろいろな思いがあったのでしょうね。
愛されて、大切にされると、
犬の顔って、犬の目って、こんなに変わるものなんだなあと
改めて、気づかされました。
インスタのお写真を送ってくれました。
数ヶ月前とは別人(犬)ですよね。
保護犬は、たいていの場合、心身共に傷ついています。
そうした子を迎えるのは、たいへんなこともたくさんあります。
でも、きっとそれ以上に、犬から幸せがかえってくる。そう思います。
家にも保護犬猫がいますが、
助けているようで、彼らに助けられている。
世話をすることで、私が生かされている。
そう思うんです。
だから、いつも
「ありがとうね。大好きだよ」ってしつこく言っています(笑)。
もし、保護犬保護猫のお迎えをご検討いただける場合は
090-9319-7206 小島までお電話ください。
「天地ちゃん」、福犬(ラッキードッグ)になりました。
第二の人生、出発おめでとう!!
追記:最近のお写真を里親さんが送ってくれました。
「へそ天」して寝てる~。
これが見られたら、最高ですね。
目がくりっとして優しいですね。
お顔もぴかぴか、つやつや。