講座3回目の今日は【子どもの遊びとコーディネーショントレーニング】でした。
子どもにとっては遊びは生活そのものであり、スポーツ・運動をともなう遊びが身体能力・社会性・知性をバランスよく発達させるということで、すぐに使えて室内でもできるスポーツプログラム、コーディネーショントレーニングの実際を学びました。
コーディネーショントレーニングとは、「コーディネーション7つの能力」を鍛えるトレーニングです。
<コーディネーション能力>
☆定位 相手やボールなどと自分の位置関係を把握する能力
☆変換 状況に合わせて素早く動作を切り替える能力
☆連結 身体全体を無駄なくスムーズに動かす能力
☆識別 手や足、用具などを正確に操作できる能力
☆反応 合図に素早く反応し、適切に対応する能力
☆リズム リズム感、動くタイミングを上手につかむ能力
☆バランス バランスを正しく保ち、崩れた態勢を立て直す能力
これらを組み合わせてプログラムをつくり、脳の活性化と技術の向上を目指すのだそうです。
まずウォーミングアップとして4つの遊びを受講生同士でやってみました。
<ジャンケン握手>
①2人1組で向き合い、お互い右手を握手する形をとる。(この時まだ手は握らない)
②左手でジャンケンをして勝った方が負けた人の右手の握手の手を瞬時に握る。
③負けた人は握られないように手を引っ込める。
※次は勝った人が逃げる番
<合図でグループ>
①部屋のなかを自由に歩き回る
②「2人組み!」と声がかかったら、近くの人と2人組になる
③「4人組」や「白いシャツの人を3人組」、「男女で2人組」などアレンジ
<数字で握手>
①近くの人と「イェーイ!」と言ってハイタッチ
②自分が思い浮べている数字の数だけ相手と握手した手を上下に振る
③相手とおなじ回数振ることができたら再び「イェーイ!」とハイタッチ
④相手とイメージしていた数字がちがったらサヨウナラ、次の人とおなじことを繰り返す
<ボールまわし>・・・講習ではボールの代わりにビブスを使いました
①4~5人グループで円になる
②全員ボールをもち、「せーの」で一斉に右側の人にボールを軽くなげて渡す
③同時に左側からきたボールは受け取る
※アレンジ編として、反対周りにしたり、ボールを受け取る前に手をたたくなど。
共通のルールとして、大きな声で掛け声をかけたり上手にできたら拍手をして喜ぶことがあげられました。
それにより一体感を味わうことができるのだそうです。
どれも簡単なルールで誰にでもすぐにできそうです。
難易度を変えることで年少児や高学年にも対応できるし、確かに声をかけあうことで一体感が生まれ、そして結構運動した気になります。
ムシムシした室内では軽く汗がでるほど。
しかも頭の固い大人は、こんな簡単なルールなのに意外と頭とカラダがうまく働かないのです。
コーディネーション能力が問われてしまいます。(笑)
その後、パワポでの説明をはさんで14種類の遊びをやってみました。
右手は2拍子、左手は3拍子で動かすとか、2人1組で手の輪くぐりなど。
少年野球チームでもウォーミングアップや雨の日など、これはすぐに使えそうなプログラム!
そういえば、昨年市の代表チームとして姉妹都市に交流試合に行ったのですが、この日があいにくの大雨で試合が中止に。
急遽、球場のとなりにある体育館でおなじような内容の大人数でできるレクリエーションをやりました。
その時は野球とはまったく関係ない遊びだけど、そもそも交流を深めるのが目的だし、とっさの状況でこういったレクリエーションを提案してまとめられるスタッフがいたことに感動したのをおぼえています。
いま思えば関係ない遊びではなく、これこそコーディネーションプログラムだったのですね。
素晴らしい!
それなのに当チームの子どもたちといったら、ノリは悪い、動きも悪い、チームワークも悪いで親としてガッカリだったのですが、「だから勝てないんだ」と妙に納得してしまいました。
大きな声で声をかけあって一体感をもち、モチベーションを高めることの大切さを目の当たりにした出来事でした。
講習をおえ、今日習ったプログラムをさっそく3年生の娘におしえて一緒にやってみたら、想像以上に大興奮!
2歳の息子も「楽しそうなことしてるな~」と思ったのか「ぼくも!ぼくも!」と飛んできました。
これで子どもが喜ぶプログラムであることが実証されましたね。
コーディネーションプログラム。
なにか競技としてのスポーツをはじめる前に、幼少期にこういった遊びをたくさんすることが運動能力を高め、学童期においても継続して実践することで競技レベルを向上させるのでしょう。
幼児期運動指針をもっと家庭レベルに普及する必要性を感じます。