これまで出生前診断のお話を書いてきましたが、今回で最終回です。
次回からは妊娠中の過ごし方についてお話していきたいと思います
前回のお話はこちら
ということで、前回からの続きです。
出生前診断陽性の検査結果を受け、3日程考え込んでいた夫が、私のある話で前向きな気持ちに切り替わったと言います。
前回、私の持ち前のポジティブ思考で、
「もしやこれまで積んできた福祉の現場での経験は、この子を迎える準備だったのかもしれない!」
と考えたと書きました。
更にもう一つ考えたことがあります。
21トリソミーの染色体異常は、妊婦全体の1/1000の確率で起きると言われています。
ということは、1/1000の奇跡で私のもとへやって来てくれたということです。
「ないかもしれないけど逆転の発想で、仮にダウン症の子供を授かりたいと望んだとしても選べない。
奇跡的に授かり、ちょっと特別な子育てを経験できるのは有り難いことじゃないか?」
ふとそんなことを思ったのです
こんな話をしておりましたところ、その発想の転換が真新しく心に刺さったようです。
ポジティブで面白いことを大切にする夫にとっては、不安をあれこれ考えるより、この面白そうな発想がストンと落ちて気持ちを前向きにしました
これまで複数回に分け、細かな心の動き等書きとめてきましたが、結局、検査結果を聞いてから3日後には8割方は夫婦前向きな気持ちで前に進み出したのでした
やっぱり事前に方向性を話して相談しておいたのは良かったですね
私の思考は一般的ではないと思います。これまで出会ったダウン症のお子さんを育てるママたちの多くは悩み苦しむ時期を過ごしていました。
あまり辛さを感じずここまで来てますが、悩み苦しむお気持ちも理解したいと考えています。
また一方で、こんな発想もあるのかと新しい価値観の一つに加えて頂けると嬉しいです
次回からは、目指せ安産!妊娠中に取り組んだこと、そしてダウン症児を迎える準備について話をしていきたいと思います。