2話目にして速攻アク禁喰らいましたので


アク禁の原因になっただろう文章の後半部分を切り取って再UPしてみます(´;ω;`)。。


ここに載せられない部分は他のサイト様でUPしますね★


それについては準備が整い次第報告させていただきますねヽ(;▽;)ノ








第2話



「サトシ、起こせ」


「はい」


「サトシ、カーテン開けろ」


「はいっ」


「サトシ、お茶の準備はまだか」


「は、はいっ」


「サトシ、着替えはどうした!!」


「は、はいいいいっ!!」



朝。



天蓋のついた立派なベッドに横たわったままの拓人様の身体に手を沿え


上半身を起こしたあと


眩しくないよう、クリーム色のレースのカーテンだけを残し


重厚なモスグリーンの厚手のカーテンを開け


温かいお茶をトレーに乗せて差し出します。



「熱いッ!貴様、俺を焼き殺す気か?!」



「ひいいっ!申し訳ございませんッ!」



良かれと思い温めていたカップの持ち手が思いの他熱かったようです。


怒りの形相の拓人様が、熱い紅茶の入ったカップを僕に投げつけて来ました。



上等な絨毯がシミになってはいけません。


僕は急いで床の紅茶を拭きます。



「……いい加減、お茶くらい上手く煎れろ。


 もう何日ここにいると思っている」



「申し訳ございません」



「だから何日だって聞いてるんだ!返事は!!」



「5日目でございます」



「仕事くらい3日で覚えろといったはずだ。この役立たずの小鹿」



「申し訳ありません」



そうです。


あの日、いきなり天使様から専属下僕になるよう命令されてから


5日が経ちました。



最初は何が何だかわからなかったのですが


日が経つに連れて、自分が置かれた状況をおバカな僕でも把握することができました。



僕が天使だと思ったこの美しいお方は


一ノ瀬財閥の頭主であるこのお屋敷の主・一ノ瀬大吾様の一人息子である


一ノ瀬拓人様でした。



不在がちなご両親に代わり、たくさんの使用人が


拓人様のお世話とお屋敷の管理をしているそうなのです。


そしてその中でも一番大変だという


拓人さまの直のお付役として僕が選ばれたのです。


こんな何もできない僕が何故。


僕自身も思いましたが、小岩井さんを始め、他の使用人の方々からも


そう思われているようです。



「代わりのお茶はどうした」


「はいっ。今すぐお持ち致します」


「早くしろこのノロマ!亀!小鹿!!」



僕を罵倒しながら、ベッドから出て床に降り立った一ノ瀬様のお姿に


ついまた視線を向けてしまいます。



僕より身長は20センチは高く、顔つきも恐ろしい程整い大人びていて


僕と歳は1つしか違わないとは思えません。


やはり天使のように美しいそのお姿に、気が付けば僕はいつも


視線を向けてしまうのでした。




しかし。


拓人様の見た目は確かに天使なのですが中身は。




「お茶はもういい。風呂に入る。着いて来い」


「は……はい」




中身はーーーー




僕にいろんなことを強要する、悪魔のようなお方だったのです。






***


僕がまだ母と暮らしていた頃通っていた


近くの銭湯と同じくらいの広さの浴室に


裸になった拓人様の後、僕も裸になり着いて入ります。



広い洗い場の真ん中の、浴室用の椅子にどかりと座られたの拓人様の綺麗なお身体に


桶で汲んだお湯をそーっとお掛けします。



「お湯加減は、大丈夫でございましょうか」


「ああ」



そのお返事にホッと胸をなで下ろしながら


桶にお湯をためてはその白い肌にお湯を流しかけて行きます。



「もういい。身体を洗え」


「は、はい……。あの」


「早くしろ。石鹸はよく泡立てるんだぞ」


「はい」




やっぱり今日も、なのですね。



拓人様のお言葉に、これから行うご奉仕を思うと


泣きたくなって来ました。



「早く!俺を湯冷めさせる気か!」



つい、自然と石鹸を泡立てる手がノロノロとしてしまっていたのでしょう


それを即座に見咎められて怒鳴らて、僕は急いで石鹸を泡立てては


自分の裸体に塗りつけました。



そして。



「では……失礼致します」



椅子に、堂々と大股開きで座っていらっしゃる拓人様のその股の間に身体を割り込ませ


泡のたくさんついた自分の身体を


拓人様のお美しいそのお身体に擦り付けました。





5日前。



僕が拓人様専属の下僕となった日に教えられた


拓人様のお身体の洗い方はこれだったのです。





***


3話につづきます。⇒続きはBLove にて公開中。





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