飛鳥side




あれからどのくらいたったんだろう。



目覚めたら奈々未の姿が見当たらなかった。



飛鳥(どこいったんだろう...。



奈々未もいつまでも自分のそばにいられないのはわかっているのに、なぜか急に寂しさが襲いかかってきて今すぐにでも会いたくなった。



飛鳥(...奈々未どこ?




楽屋を見渡してみるけど、誰もいるわけがなく静まり返っている部屋。



時計を見てみると、丁度30分くらい前に3幕が終わったばかりだった。




飛鳥(私、こんなに寝てたんだ...。




本当だったらみんな楽屋にいる時間帯なのに、誰1人いないことに気づき不安になる。




飛鳥(みんなどこ...?
          ...奈々未(泣)




感情がよく分からなくなって、自分でもコントロールできなかった。




ただただ寂しくて、大好きな奈々未に抱きしめて貰いたかった。




飛鳥(...よいしょっと。
         よし、フラフラしない。
         これなら歩ける。



楽屋から出て廊下を探してみる。




飛鳥(奈々未いないなぁ…。




まだ完全に回復した訳ではないから、まだ足元が少しおぼつかない足取りでひたすら奈々未を探す。




結局みんなの姿はどこにも見当たらず、最後に向かったのはレッスン室。



だんだん近づくにつれ、みんなの声が聞こえてきた。




飛鳥(やっと見つけた...。
         みんなに謝らないとなぁ。



申し訳ない気持ちでレッスン室に入ろうとしたその時...