29日は、祝日、雨でした。

15:30に施設に行くことになっていたのでした。

朝起きてから、時間をどう使っていいものやら・・・

すでに、家族も疲弊気味。

施設に行くのも日課となってきていて、

その時間中心に動くようになっていました。

 

私は、ふと、あ、お金下ろさないと、

ってなんとなく、生きているうちに母の貯金を下ろしておかないと、

葬儀代とかあるし、

急に引き出せなくなっても困るし・・・・

などと思い銀行に。

 

あ、それはガセネタでした。

私の場合、一人娘で財産を分ける人がいないことと、

親から承諾を得て銀行のカードを預かっている場合は、

亡くなった後も下ろせるんだそうです。

例えば、葬儀代とか、施設の費用とかありますものね。

 

そして、

銀行に行きながら、

大きな病院の売店でオシメなど買いに行ったのですが、

生憎祝日で休みでした。

 

この日の朝、オシメなど購入してくるように言われたので、

まだ、まだ、生きられるかなと思ったのでした。

 

 


売店は空いてなかったけど、調剤薬局で、いくつか頼まれたものを買い、

それからお散歩しながら、途中お茶したりして

施設にちょうど15:30に到着。

なんとなく、

家族全員で行ったのでした。

 

母は発熱していました。

触るととても熱かったです。

手や足から熱を発していました。

まるで、命を燃やしているようでした。

ガソリンは執念でしょう。

話は出来ませんでした。

寝ているようでした。

そこいらにあったクリアファイルで

次女と2人で体をあおいで熱を冷ましてみました。

思い返してみても、

その凄まじい生への執着に、

圧倒されます。

なんだかんだ言って、まだ、死にたくなかったんですよね。

それは叶えてあげたかったですが、

もう難しいと私は思いました。

寝ているとはいえ、苦しそうでした。

それに体は痩せ細って、

下顎呼吸というのが始まっていました。

もう頑張らなくっていいんだよ、と思いました。

実際、

「もし、ゆこちゃん(姉)が来たら、手を繋いでいくのよ。

Yちゃんがお墓参りに行って、ちゃんと迎えにくるようにって言ってくれたってよ。」

と声かけましたし。

返事はなかったけれど。

聞こえていたかしら?

 

そのあとは、

5人で写真撮ったりして。

母は寝てましたけど。

その日も30分ぐらいいたでしょうか・・・

 

いつもの優しい男性の看護師さんが、

よかったですね、しあわせですねーみんな来てくれて。

と、いつもどおり声かけてくださっていました。

口の泡を吸引しても、もう嫌がったりもしませんでしたし、

もう少しかなと。

 

この頃、インドでは酸素ボトルが足りず奪い合いになっているという報道が

あった頃で、それに比べて、

母は散々使い放題で、もうあまり肺にも入ってないようだし、

もう意識も戻らないし、

こういう時って、酸素外したらどうなるんだろう、

もちろん、亡くなってしまうよな。

などなど思いながら、

看護師さんに聞いちゃいました。

早く死んで欲しいとかではないですよ。

でもこの苦しそうな状況が続いていていいのかなと。

 

 

 

いや大丈夫です、このまま、おそらく希望どおり

自然に朽ちることが出来そうです。

 

 

そうですね、本人の強い希望だったから、自然に任せましょう。

 

 

そして、

翌日の早朝、亡くなりました。

 

 

 

 

長い長い間、こんな話にお付き合いいただきありがとうございました。

気づけば沢山の方に読んでいただけた時もあり、

私の心の支えにもなりました。

途中、本当にうつ病っぽくなりましたし、

母の性格と私が合わないため、

激しい愚痴っぽい内容でお恥ずかしいことこの上ない

家庭のちわげんかばっかりでしたが、

こんな親子もいるんだなと流していただければ幸いです。

正直、一人娘のひとり親介護は、大変でした。

それが、仲がよかったら、それはそれで大変だろうと思います。

一人っ子は、全て自分で決めないといけないので、

そこだけは大変。

ですから、そういう人は今のうちから相談できる相手を決めておいた方がいいです。

もちろん、施設の看護師さんたち、特に、ホスピスなどでは、

家族の心のケアは当然受け持ち範疇なので

たくさん相談するといいと思います。

誰もいなかったら、マギーズ東京とかもいいかと思います。

1人では荷が重過ぎました。

 

 

葬儀終わって、2週間、

母の日記をようやく読む時間ができました。

 

なんなら、母もブログ書いておけばよかったのにね。

というぐらい、色々思ったことを書いていました。

読むと、また、私がガックリすることが書いてあるので

気が向かないのですが、

しばらくは手元に置いておいて、

気が向いたら読もうと思っています。

 

これで介護日記はおしまいです。

 

本当に最後までお付き合いいただき、

どうもありがとうございました。

コメントくださった皆様、本当に心強かったです。

ありがとうございました。

 

 最後に特別に母登場‼️


 

これからは、元の乳がんブログに戻ります。

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