長い一週間がようやく終わる…


日に日に暑くなってくる今日この頃。
私はいつもと変わらない毎日を過ごしています。
そう、通勤中の読書も相変わらず。


つい先日読み終えたのは、彼が貸してくれた『王様ゲーム』です。
この王様ゲームはモバゲーで若者に大人気だったらしく、書籍化映画化で話題となった作品です。
それだけ面白いなら読んでみてもいいかなと、『王様ゲーム』(第一作)と『王様ゲーム 終極』(第二作)を一気に読みました。


王様ゲーム (双葉文庫)/金沢 伸明




あらすじ
とある高校の1年生のクラスメイト全員に、突然「王様」からメールが届く。
そこにはクラス全員参加が義務付けられた「命令」が書いてあり、命令に従わないと罰が下るという。
最初は半信半疑、ふざけていた生徒たちだが、命令がエスカレートし、罰を受ける生徒も出てきて…


以下ネタバレを含みます。
そして厳しい意見を述べます。


まず文の量は多くないです。
2冊ともあっという間に読み終わります。


肝心な内容についてですが、「なんじゃこりゃ…」という感想です。
作品ファンの方には申し訳ないですが、はっきり言って面白くなかった。


ストーリー云々というかですね、まず文章力に?です。
私は小説家ではないので偉そうなこと言えませんが、ですが、
言葉の使い方、言葉の選び方、無駄に!を使うところ、謎に説明口調が多いところetc…
気になるところ満載でした。
そして説明が欲しい場面では充分な説明がないので、なぜこんな流れになったの?と読み返すことも。
急に人物の視点も変わるため、これは誰目線なのかと悩むこと多々。
登場人物のセリフは白々しい、薄いものばかりで全く共感できず。


そして矛盾点が多すぎる。
チェーンソーで自分の体を切っているのに(そもそも気絶して自分で最後まで切れないだろうよ)
その後もペラペラしゃべっている。ありえない。
てゆうか体を切り落とすだとか、指を折るだとか、その命令自体が無茶苦茶すぎる。
まあそういう無茶な命令に生徒たちが振り回されるのがコンセプトなんだけども。
そして終極の方では、王様ゲーム開始早々に奈津子というヒロインがあまりにも急に豹変しすぎ。
これにはしばらく受け入れるのに時間がかかったのに、主人公はわりとすんなり納得したようだ。謎。
そして主人公がクラスメイトにボコボコにされたはずなのに、100キロマラソンをしている。
不死身というかバケモノか。
そもそも主人公が王様ゲームを続ける決心をしたのは、「王様ゲームの正体を突き止め、ゲームを終わらせる」ことが目的だったのでは?
それなのに終極の一番最初に奈津子とキスをしないで、自分は死のうとする。なぜ。


内容はバトルロワイヤル的なものでしたが
それのような緊張感や恐怖、先が気になるという気持ちは一切なし。
まあなんでこの王様ゲームがはじまったのか、どのような仕組みなのかということは気になったけどね。
(気になったというか、さっさと教えてくれ!頼む!って感じだったが)
オチはウイルス。それもどこかで見たような…^^;


第一作は命令がエスカレートしていく中、お互いが疑心暗鬼になり、変わっていく生徒たち
それが垣間見れたのでまだ、少なからず、救いはあった。
しかし第二作は初っ端からアリエナイ命令と展開のオンパレードでまったく引き込まれない。
グロすぎる命令、それに従う生徒たちに辟易。


主人公やその他登場人物に魅力があれば良かったのだけど
先述の通り、セリフに共感もできず言ってることは薄いので、感情移入ゼロでした。


作者は人間の醜さやもろさ、絆などを描きたかったのでしょうが
うーん、伝わってきませんでしたね。


そして第一作を半分ほど読んだところで気づいたのですが、
主人公って作者と同じ名前だったんですね。気づくのおそっw
それはなんの意図があってのことなのでしょう?
あれか!携帯小説「恋空」をリスペクトしてのことか!?


いくら若者にうけているとは言え、これが支持されている日本が終極なんじゃないのかと
そんな大きな不安と疑問を持った作品でした。


王様ゲーム 終極 (双葉文庫)/金沢 伸明


そしてamazonのレビューを見て、私は一安心するのであった。
文章に納得がいかないというのなら、もしかして映画なら面白いってことか!!?
あまりの衝撃に長々と感想文書いてしまいました。
おわりw