自分の主張をしない人間に憧れる。
自分の中で完結して、風景や趣味をして、一時の暇を自分なりに謳歌した上で
またいつも通り自己開示をすることなく、日常を歩んでいける人。
頭の中を覗いてみたい。いつも、何考えているのか興味がある。
そして、そういう人と仲良くなって話すと、話が尽きない。ずっと喋ってしまう。
内容はその人の趣味だの、最近の仕事の話だの。
また、沈黙の時間が来て、黙っていても不思議と居心地は悪くない。
そういう、世に出ていない面白い人を探して仲良くなることが好きだった。
今も好きなのかもしれない、高校の時仲良かった友達に連絡してみようか。
朝日とカラスの鳴いている声から夜通し話したあの日を思い出して、ふとそんなことを考えてしまった。