「適応障害」と
ちゃんと診断されたのは最近の事です。



はじまりは5年ほど前、夫婦間の問題が解決出来ずに毎日、毎日口論ばかりしていました。


会話が噛み合ってない。
話が通じない。
伝えたい事が伝わらない。


ほぼノイローゼ状態でした。



ある日、旦那が言いました。
「お前、頭おかしいよ」と。



私も何かがおかしいとは理解
していました。
でも、「何か」はわからず。



その時期、仕事をしていたのですが
ある日の朝、体が動かなくなり
最初は生まれて初めて「金縛り」と
言うものを経験した!とか悠長に
考えていました。


その後、体調はどんどん悪くなり
急に体重は減ったのに
体が異常に重く感じたり
涙が勝手に出てきたり
笑わなくなったと指摘され
喜怒哀楽の感情が麻痺している
気がしてました。



子供もいるしこのままではいけない
と思っていたので近くの心療内科を
受診する事にしました。



そこで診断されたのは
「うつ病」
イヤイヤ、そんなはずはない。
と思いましが受診中私はずっと
泣いていました。


抗うつ剤や眠剤や安定剤を処方され
私がうつ病?あり得ない!
と納得出来ないまま家に帰りました。


ネットでうつ病を色々調べたら
症状が合っていて愕然としました。


ただ、ただ、ショックでした。


でも、治さなければ!と思い直し
仕事を辞め、療養し通院しお薬も
ちゃんと飲んでいました。


が、3年間続けた結果、良くならず
家にひきこもりただ時間だけが過ぎて
いき、何の為に生きているのか?
娘にとっても良くない。だとか。
自己嫌悪、罪悪感。
「死」をとても身近に感じる時期
でした。


そんな私を救ってくれたのは
娘のこももです。


笑う事が出来なくなった私に
どこにも連れて行ってあげない私に
とびっきりの笑顔を毎日
見せてくれました。


ほぼ寝たきり状態でもたまに起きては
洗い物をはじめ、5分ほどで床に倒れこむ私に毛布を掛けてくれる優しいこもも。


やっぱりこのままではいけないと
思い、うつ病と向き合い治さなければ
と色々調べていきました。


そこで薬物療法ではなく心理療法を
受けてみたいと思うようになりました。


当時、通院していた心療内科に
カウンセリングはなく大きな精神病院
には心理療法もあると知り転院を
考えるようになりました。



ただ、精神科に通うと言うのは
私的にハードルが高く躊躇してしまっていました。


そんな時たまたま通っていた心療内科
に行くのを忘れてしまい、薬がない状態。
病院は工事が入り2週間閉める事になってました。
知ってはいたが忘れてて大パニック。


お薬だけは貰えないか?と別の病院に
電話で問い合わせてみました。
個人病院の心療内科は4件断られました。
個人病院は予約制が多く診察も出来ない。


抗うつ剤という事でODの危険性が
あるからなのか?簡単には手に入らない。


でも、薬がないのは不安で仕方なかったのであの精神科にも電話をしてみました。


すると、「先生に確認します。」
と言ってもらい事情を説明して頂いて
「今すぐ来てもらえますか?」
と嬉しい返答。

すぐに病院に行きました。

他の病院に断られた事もあり、ドアを開け先生を見ると神のように思った事を今でも覚えています(笑)


「お薬だけ出しましょうね」と先生。

私は勇気を振り絞り
(引きこもりが長くて人と喋るのがとても怖かった)

「実は、3年間お薬を飲んでも変わらず、心理療法を試したいのですがこちらで心理療法は受けられますか?」


「心理療法は誰でも受けられるわけではなくまずは診察をしてみてからだね」と先生。


やってみよう!と思い転院することにしました。


それが良かった。




本当に良かった。




現在、お薬は安定剤のみ。
カウンセリングを月に1•2回。
仕事もはじめ社会復帰。


数は少ないですが
娘とお出かけできる!
娘と笑いあえる!!





生きてて良かった!
と心から思える!





そんな感じで今に至ります。