義親たちは自分たちの長男(夫)が22歳の時マイホームを建て、25年ほどのローンを組んだ。
夫と私が結婚したころはまだピカピカで、義母の自慢の家だった。
それから約20年後、義父の定年後のローン返済の見通しはなく、年金も未払い・・・当然、支給はなし。
借金まで背負って義親たちは我が家にやってきた。
元々同居の予定はなかった我が家の間取りで、義親の部屋はリビングの隣しかない。
襖一枚で仕切られた6畳間。
しかも、義親の部屋を出るには、必ずリビングの襖を開けないと出られない。
我が家に来て次の日からリビングごと義親の部屋へと化してしまった。
私たちが寛いでいた場所はもうなかった。