その前日、夜、血液内科主治医のS先生から電話がありました。
「腎臓、心臓の状態が、かなり悪くなっています。
透析については、腎臓内科の先生と話していて、今は、まだ、必要では、ないです。
心臓は、アミロイドーシスの影響だと思われるが、
いつ?心臓が止まっても不思議では、ない状態です。
いつ?その時が来るかは、予測できません。常に覚悟しておいて下さい。
6日、午前中に幹細胞を移植します。
7日から、白血球を増やしていきます。
状況を見てリハビリを行っていきます。
延命について、本人にお聞きしました所、
延命措置は、しないでほしい。
検体したい。
と申し出がありました。
家族で話し合って、下さい。」
と言われて、「延命措置については、本人の意向に沿います。検体については、家族と相談します。」
と返事をしました。
11月6日、移植当日。
0時20分に夫から「苦しい!熱も37.6度。」
私の心は、もうどうしていいか?
どうしよう?
何をすればいいの?ほとんど眠ることが出来ない夜でした。
そして、18時頃、S先生から電話がありました。
「移植は、無事に出来たけれど、
腎臓の機能が悪くなっていて、尿量がかなり少ない。
呼吸の状態が悪いです。
今晩を乗り越えられるか?が大事な所です。
腎臓内科の先生と話し合って、透析が必要になると思われます。
予断を許さない状況です。
本人さんは、とても頑張っています。」
とのことでした。
移植が、出来た喜びは、あったのですが、
しばらく、毎日予断を許さない日々になったのでした。
この日の血液検査の結果
昨日から1日経っただけで、
クレアチニン 4.38→4.65
eGFR 11.7→10.9
尿酸 9.3→9.5
尿素窒素 53→67
白血球 20.3→14.4
いつ?病院から電話があるのか?わからないので、
最大音量の毎日でした
落ち着かず、何も手につかない。
ウロウロしていました。
コロナ禍じゃなければ、付き添えるのに
病室は、個室になり、一人きりで、アミロイドーシスと闘うことになりました。