日本語学2022年秋号 「日本語の語用論」「コロナが変えた日本語」[編集後記] | 明治書院

明治書院

公式ブログ

講義動画を見る機会があった。自動生成の字幕をON にすると音声が全て文字化される。それを見ながら、自分も含め人が口に出す言葉のうち、実質的な意味を担う語の割合は思ったよりずっと少ないと気づいた。それでも、文脈をつかまえていれば、または(集中がとぎれがちでも)周りの情報に気を配れば、自然と話についていくことができる。相手の話を理解することは、私たちが知らずにこなしている離れ業なのかもしれない。(H)