超高齢者大国日本の未来を考える その1 | 明治物産株式会社 オフィシャルブログ

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現時点で日本の65歳以上の高齢者は3,557万人で、総人口に占める割合は28.1%と過去最高を更新したそうです。

 

反対に少子化も急ピッチで進んでおり、いよいよ年金財源確保に赤信号が灯ったのか、政府は企業に対し70歳就業を義務化することを検討していると発表しました。既に一部で報道された年金支給年齢の68歳引き上げが、ことさら現実味を帯びてきました。

 

今後益々超高齢者大国に突き進む日本において、今の若者達の心境はどうでしょう。払った年金が将来自分達に戻ってこない状態になるかもしれない、或いは年金支給年齢が更に引き上げられた挙句、支給年齢に達する前に不幸にも往生してしまうというリスクもある不安。加えて1,085兆円と言われる国の膨大な借金も含め、先人たちの悪政のツケを払わされる身である若者達は、この理不尽な状況に対し強い怒りを覚えていることでしょう。

 

でもこのような状況下においても若者達が考え方を変え、やり方によれば将来にわたり国に頼らなくても、安定した老後生活が送れることが可能になるシステムが徐々にですが構築されつつあると思います。

 

その一つが政府の「働き方改革」の旗振りにより「副業解禁」の動きが上場企業も含め広がってきたことです。「どうせ賃金を抑えるための苦肉の策だろう」と冷めた見方をするのではなくチャンスと捉えるべきです。

 

以前はどの企業にも「二重就業の禁止」が就業規則に規定されており、アルバイト等であっても副業が見つかると容赦なく、就業規則違反で「解雇」されてしまう恐れがありました。しかし今は逆に政府も企業側も副業を推進しています。企業にしがみついているだけでなく、若いうちから自分の新たな可能性に果敢にチャレンジすることが出来るか否かで、老後の生活の明暗を分けることになると思います。(つづく)