源氏物語 花の庭へ


今回の旅行1番の目的は、

城南宮のしだれ梅✿


しだれ桜は知っていたけど、

しだれ梅は今回はじめて見た!

とってもきれいで、夢のような風景だったよ


城南宮へ

風は強くて冷たかったけど、

太陽が出ていて日向はあたたかかったよ


城南宮は、京都市伏見区にあるよ

最寄り駅は、竹田駅

京都駅からは、京都市営烏丸線と近鉄京都線のどちらかに乗ると行けるよ



竹田駅に到着したら、20分ほど歩いたよ

1時間で3本程度来る市バスもあるみたい


1日目に行った祇園とは違って、

周囲はとっても静かな住宅街

外国人も少なくて、お散歩会?の方たちが歩いていたよ


太陽が出ているのに、途中で雪が降ってきてびっくり!

止んだり降ったり雪の結晶




城南宮に到着!!

ちょっと曇ってきちゃったくもり



城南宮

遡ること1200年、平安時代に都の守護と国の安泰を願って創建された「方除の大社」。
家庭円満、厄除け、安全祈願、車のお祓いに全国から人が集まる。

神楽殿の舞台では、季節に合わせて、梅・藤・菊の花を手に持った巫女が神楽を舞う。

神苑「楽水苑」は、『源氏物語花の庭』として親しまれている。
源氏物語に描かれた80種あまりの草木が植えられ、季節ごとに、美しい庭園の姿を楽しむことができる。



巫女さんがたくさんいて、

静かで落ち着いた雰囲気の大社


さっそくしだれ梅の木が出迎えてくれたよ✿


まだちょっと時期が早かったかな

つぼみが多めだったよ

梅の花のつぼみも可愛いねドキドキ



しだれ梅と椿まつり


城南宮の神苑は、『源氏物語 花の庭』と呼ばれ、

源氏物語に描かれた草木や花が植えられているよ


特に、2月中旬から3月下旬頃には、

しだれ梅と椿が見頃を迎えて、

『しだれ梅と椿まつり』が開催されるの


この時期は、拝観料や観覧エリアが通常時と異なるみたい




しだれ梅


神苑内、『春の山』に150本植えられているそう

この日は、咲き始め〜6分咲きの"探梅"

(2023年2月25日)

花びらの色が濃くて、つぼみと花が混ざっていて綺麗だったよ

ちなみに、満開の時期は"観梅"、

散り始めの時期は"惜梅"と言うそう

どの時期にもそれぞれ魅力があって、

毎日梅の花を見に行きたくなるねぽってりフラワー


春の山に入ると、思わず声が出てしまうほどの絶景が!



しだれ梅とっても綺麗!

梅の花が降っているようで、

今まで見たことのない風景






風に揺れて、枝の間から差し込む日光に照らされて、

きらきらしていたよ


しだれ梅

梅香を  さくらの花に  匂はせて
                     柳の枝に  さかせてしがな


これは、平安時代末に編纂された『後拾遺和歌集』に収められている中原致時の詠んだ句。
「それぞれの良さを1つに集めたい」という意味。
「梅の芳しい香りを、花の色の美しい桜に匂わせ、しなやかな柳の枝に咲かせたい」
と、理想の花を思い浮かべて詠んだと考えられている。

しだれ梅は、この句をまさに形にした"理想の花"。
園芸ブームの起きた江戸時代に、品種改良によって生まれたと考えられている。

花言葉は、「高潔」「忍耐」「忠実」。




椿


神苑の入口から、春の山、平安の庭まで、

150品種・約400本の椿が植えられているよ

9月から3月にかけて、順番に咲くみたい


特に、2月には苔の上に落ちた"落ち椿"の景色が見られるよ



しだれ梅の足下に、椿の花が落ちている景色は、

夢の中の世界のよう




木の根と苔と落ち椿

とっても幻想的




城南宮には、樹齢が200年や300年にもなる薮椿もあるみたい

150品種も植えられていて、
色、花びらの形・枚数など、それぞれに魅力があるよ





メイファは、写真1枚目のような、

赤が強くて、花びらの少ない椿がすき

城南宮に行ったら、お気に入りの椿が絶対見つかるはず!



3つのお庭へ


※時期により非公開となるエリアががあるそう。

   城南宮HPを確認してね。


城南宮 神苑には、しだれ梅のある『春の山』の他に、

『平安の庭』『室町の庭』『桃山の庭』『城南離宮の庭』があり、全5エリアで構成されているよ


全ての庭は、"昭和の小堀遠州"と称えられた、

造園家の中根金作によって作られたそう

国内外に300もの庭園を作った、偉大な芸術家とも言われているよ

そんな中根金作は、生涯をかけて、城南宮の5つの庭園を手がけたそう


今回は、『平安の庭』『室町の庭』『桃山の庭』を観て回ったよ




『春の山』を抜けると、『平安の庭』に出たよ

ここでも梅の花がお出迎え

しだれじゃない梅の花もとっても綺麗で可愛い




『平安の庭』は、平安時代の寝殿造の庭をモデルにしているそう

大きな池があって、紅葉や新緑の季節には、

葉の色が池に映って綺麗だろうな




一旦神苑を出て道を渡り、反対側のお庭エリアへ


『室町の庭』は池泉回遊式庭園となっているそう

池には錦鯉がいたよ





池の中央の方には、不老長寿を象徴する松の木があったよ


黒松


赤松


池に向かって枝を大きく伸ばしていて、かっこよかった!

どうして、低く、大きく育つんだろう?


そして、ここにも梅の花



濃いピンク色で、松とのコントラストが綺麗

曇りの天気でも、映える鮮やかな色

梅の花は、たくさんの色があるね




つづいて、『桃山の庭』
大海原を表した広々とした芝生に、
島々を表した岩
開放感のあるお庭だったよ

そして不思議なものを発見


おっきなタケノコ?!


ではなく、

これは「ソテツ」という植物で、

冬の間、寒さから守るために藁で巻いているそう




いっぱい梅の花を見ることができて、大満足合格

お次は、伏見稲荷大社へ!神社


旅行記 京都⑤ ✿伏見稲荷大社✿ へつづく




   おまけ