ドレスデン・シュトーレンを実習して
「名品ショップ
」店長の佐島です。
仙台の松崎さんの美味しいクリスト・シュトーレンについては先日お話しました。
12月13日にホームメイド協会「たまプラーザ校」に行ってドレスデン・シュトーレンを習ってきました。
もともとシュトーレンは14世紀始めにドレスデンで生まれた素朴な焼き菓子で、クリスマスの時期にこの地方は生の果物がないため、ドライフルーツを使って作りました。
その流れを汲んだのがクリスト・シュトーレンで素朴で美味しいのですが、いわゆるふくらし粉や発酵菌を使わないので、硬いため薄く切っていただきます。
ところがドレスデン・シュトーレンは1730年ザクセン王の選帝侯アウグストの即位のお祭りに使われなどしてドイツ最高のお菓子に仕上げられたものです。
実習してわかりますが、まず中力粉100%に対してイースト菌を使い(但し3%)、いろんなドライフルーツや皮をブランディなどに漬け加えます。
さらにアーモンド、ローマジパン、スキンミルク、フレッシュバター、シナモン等各種香辛料を使い、とても手間と時間がかかりました。
勿論、出来上がった味は最高で硬くない食感ともっちり感、そして程よい甘酸っぱさはあの仙台のシュトーレンをずーっと凌駕していました。私に厳しい家内や娘も同意見でした。
でも材料のコスト、手間隙、時間を考慮すると自宅用には良いですが、販売するとなると小さくても2,500-3,000円にはなり、これでは売れないでしょう。
難しいものですね。異なった画像は、同じ日に習った「アマンド・プチ」です。
これは強力粉90%、薄力粉10%に対してイースト菌2%、牛乳37%、全卵20%を使いので、子供が好きそうなケーキでした。
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