『店長の娘のつぶやき』~水虫について | ネットショップ奮闘記~店長佐島のつぶやき

『店長の娘のつぶやき』~水虫について

 はじめまして、娘のじゅんこです。

 現在、大学病院などで皮膚科医として勤務しています。

 毎日ブログを更新するのは結構大変なことですので、微力ながら私の文章が役に立てばと思い、参加させて頂きました。宜しくお願いします。

 今回のテーマは、皮膚疾患として代表的な「水虫」です。

 水虫とは、医学的に真菌(俗にいうカビですね)感染の一種で白癬菌という種類によるもので足白癬と呼ばれます。

 症状としては、

 ①足の指と指の間にできやすいもの(最も多く、特に中指と薬指の間に多い。赤みや水疱として始まり、皮膚が剥がれてきたりふやけたりする。痒みが強く、そこから感染して疼痛を引きこすことがある。)

 ②土踏まずや指の付け根にできやすいもの(小水疱が多発し、それが乾燥して皮が剥がれたりする。梅雨時に起こりやすく、秋には軽快することが多い。)

 ③踵部にできやすいもの(角質増殖を起こし、皮膚が厚くなる。痒みはほとんど無く、亀裂を生じ疼痛を訴えるようになる。外用薬に抵抗性を示すため、抗真菌薬の内服が有効。)

と、実は部位も症状も多彩なんです。

 実際に診察している印象としては、痒みを伴う水虫は全体の半数位です。感染経路としては、バスマットなどが多い様です。例え足底に白癬菌が付着しても基本的には2448時間かけて進入して感染するので、毎日洗っていれば問題ない事が多いので、気にしすぎる必要はありません。

 ただ、ご家族に水虫の方がいる場合は、バスマットを別にしたり、入院中は洗えず感染しやすいので注意して観察し異常があれば皮膚科に受診することをお勧めします。

 革靴は蒸れるので、感染したらできればサンダルか運動靴が良いです。

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