私と書道(1) | ネットショップ奮闘記~店長佐島のつぶやき

私と書道(1)

 「名品ショップ 」店長の佐島です。

 私はペン字がとても下手で、ミミズが這っているような字だとか、読めないとか言われます。

 一つには、私は左利きで幼児のときは左で書いていたのですが、小学校に入学するときに猛特訓させられ、右手書きに変更させられました。下手なのはそのためだという方もいます。

 ところが習字の大きく書く字は結構うまく書けました。

 その理由は、ゆっくり書くからでもあるのですが、区立鷹番小学校高学年の担任の鴫原先生が書道を得意としていたからです。好きな先生に良く思われたくて一生懸命練習しました。

 目黒区 の展覧会で銀賞をもらったこともありました。

 ところが大人になって筆を使う機会は、よくありますが、全て自分の名前を小筆で書くことなのです。結婚式、お葬式や展示会などでのサインです。これがまた自分でも嫌になるくらい下手なのです。

 自信が無いからゆっくり楷書で書くので、下手な上に幼い字になってしまいます。

 一番恥ずかしい思いをしたのは、6、7年前に中国企業と商談が成立し、雲南省昆明まで行って、調印式に出席しました。相手の中国人代表は筆を使って、すばらしい草書で素早く、綺麗に署名しました。私が日本人ということで当然のように筆を渡されました。

 サインは2人だけですが、参加者10名が皆見ています。私はゆっくりと、しかも震えてギザギザの線でサインしました。このときの惨めな気持ちは忘れられません。名前だけでも練習しようと心に誓って帰国しましたが、結局何もしていません。

 ところで親友の三浦君、彼は小、中、高、大と同じ学校に行った仲です。その彼はもう自適の生活に入っていまして、先日会ったら、今スポーツジムに行く一方で、俳句と書道を習っているそうです。しかも彼の目標は、思いついた俳句をサラサラと筆で書き下ろすことだそうで、結構刺激を受けました。過去の恥を清算するために、名前だけでも練習しようかな・・・

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