女優オードリ・ヘップバーン | ネットショップ奮闘記~店長佐島のつぶやき

女優オードリ・ヘップバーン

 「名品ショップ 」店長の佐島です。

先日マイフェアレディの映画化で、ジュリーアンドリュースがヘップバーンに役をとられて悔しい思いをした話をしました。そこで、もう少し彼女の凄さをご紹介します。

1929年5月にベルギーで生まれますが、父は英国人で母はオランダ人で国籍は英国です。両親は10歳の頃離婚し、第2次世界大戦に突入し、貧困に苦しめられて育ちます。

アンネの日記のアンネ・フランクと同じ年だそうで彼女に関心を持ったようです。

晩年、ユニセフ親善大使になったのも、この頃の経験が影響していると思います。

10歳からバレーを習い、相当のレベルになったそうですが、演劇にも関係し『ジジ』で主役を演じ、映画『ローマの休日』のアン王女役で一挙にスターにのし上がりました。

その後『戦争と平和』をはじめ沢山の名作に恵まれ、賞という賞を総なめしました。

ここでマイフェアレディに戻りますと、私はジュリーアンドリュースのファンですが、映画は歌えなくても(吹き替え)、矢張りヘップバーンで正解だと思います。

主人公の下町娘イライザが徹底的にヒギンス教授から発音の教育を受け、社交界で東欧の国の王女様に間違えられる品とエキゾチックな雰囲気をかもし出すのは大変です。

ヤンキーっぽいアンドリュースより多国語(英、仏、オランダ、伊、スペイン)に堪能で、女性に好かれる美しさを持ち、『スクリーンの妖精』といわれたヘップバーンの方が合っていたと思います。私がLP版レコードを毎日のように聞いて想像していたマイフェアレディを裏切らないで映画化してくれた彼女に感謝しています。

1989年引退し、1993年1月63歳で癌に侵され亡くなりました。ユニセフが出しているアフリカの子供たちとのスナップでは、品良く老いたヘップバーンが出ていますが、63歳と思えないほど老けているのが残念です。

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