ミュージカル『マイフェアレディ』
「名品ショップ
」店長の佐島です。
先週、私のミュージカルをお話しましたが、どうしても詳しくご説明したいのがマイフェアレディです。
このミュージカルは1956年3月にブロードウェイで開演され、何と6年6ヶ月のロングランになったそうです。主演はイライザ役のジュリー・アンドリュースとヒギンス教授役のレックス・ハリスンでした。
私の父は、戦前には珍しく米国の大学(ウィスコンシン州立大学)を出ていました。
戦後、英語をしゃべれる経済人が少なかったのでしょう。日本企業数社の仕事を請けて、1年の半分は欧米各国に行っていました。
そんな中、1960年頃、私が高校生のときに、1枚のLP版レコードを持って、米国から帰国しました。これがマイフェアレディの全曲が入ったレコードだったのです。
多分父は、ブロードウェイで見たのでしょう。全く羨ましい限りです。
一方、私は、受験勉強の暗い生活でしたので、気休めにほとんど毎日、応接間にある蓄音機でこのレコードを聞いていました。
今思うと寂しい青春でした。
ところで大抵のミュージカルが素敵な曲は1曲かせいぜい2曲なのに、このミュージカルの凄さは、ほとんど全ての曲がすばらしいのです。
この中で特に私が好きだった曲は、
The Rain In Spain(スペインの雨)
Could Have Danced All Night(踊り明かそう)
On The Street Where You Live(君の住む街角)
Show Me A Proof(証拠を見せて)
Get Me To The Church On Time(時間通りに協会へ)
Ascot Gavotto(アスコットガボット)
ロングランが終わった1964年に映画化されました。イライザ役は当然自分だと思っていたジュリー・アンドリュースはオドリー・ヘップバーンにとられ、相当傷つけられたそうです。
その執念が後のミュージカル映画『サウンド・オブ・ミュージック』の主役を勝ち取ったのでしょうね。
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