無農薬のお米について
「名品ショップ 」店長の佐島です。
先週23日(水)日本の先人たちの知恵を後世に伝える運動をしている友人の森田氏に誘われて、千葉県香取市の藤崎さんを訪ねました。
場所は電車で成田駅から3つ先の下総神崎駅からすぐの利根川を挟んで茨城県と接する田園地帯です。
私はここに来るまで無農薬栽培とは、農薬をまかないで、人手をかけて草をとり、虫にやられて生産量を落としても安全な米を作ると考えていました。
ところが藤崎さんの話を聞いて、目からウロコ、そんな単純なことではなく、大自然の循環の力を利用した総合作業ということが分かりました。
まず、稲刈りの後、普通は畑をきれいに耕すのですが、それをしないのです。
更に冬期かん水といって昔、本州以南で行われていた農法で、稲刈り後も水を落とさずにおくのです。(不耕起・冬期かん水農法といいます。)
そうすると水の下には、イトミミズをはじめ鳥や動物が喜ぶ大量の餌が発生します。
また、春先にはめだかも放流します。するとこれらの生物や鳥などの糞が雑草の種の上につもり、発芽を抑制するという除草の役割を果たすそうです。
更に大量の藻が発生し、光合成で酸素が供給され、多くの微生物が田の水を浄化してくれると同時に様々な生き物が集まり、それらの糞で肥料をまかなくても肥沃な田んぼが出来上がります。
草取りは田植え前に1回と植えた後2回の計3回するそうです。
23年間の試行錯誤で今では収穫は一般的な農法と同じくらいになったそうです。
特に冬期かん水を取り入れてから収穫が増えたといっています。
肥料としては、くず大豆と米ぬかで化学肥料は使っていません。
したがってこの農法は地球にとても優しい農法です。
値段は3倍しますが、毎年リピーターで完売だそうです。
藤崎さん以外でも埼玉県北葛飾郡の上原さんなど、国内数箇所で作られており22年米は名品ショップにも掲載したいです。
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