好きになって、よかった | 串焼きホルモンが自慢 居酒屋「東岡崎 明月」の社長ブログ

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東岡崎の片隅から、愛と勇気と、それと、居酒屋文化と、『ホルモン愛』を発信中!

 皆さん、こんにちは!
 『東岡崎 明月』の藤原です!

 ちょっと懐かしい話。


 そうは言ってももう20年位前。


 就職のために滋賀県へ。

 右も左もわからない街での一人暮らし。

 しばらくして彼女も出来て、でも稚拙な恋愛。

 僕は自分のことばかり。

 いつも自分を押し付けてばかり。

 当然、数ヶ月でおしまい。



 泣かせてばかりだし、いつも不安そうに僕のことを見ていた彼女。

 もしかしたら一番楽しかったのは最初のデートのときくらいだったかもしれない。


 まだ車の免許の無い僕を、2つ年上の彼女は、彦根城へ連れ出してくれた。

 城好きの僕のためだ。


 もうすっかり夜で、僕達はお城近くの駐車場を探していた。

 彼女が探すのは無料駐車場。

 僕がいくら有料駐車場を指差しても一向に聞き入れようとしない。


 ああでもない、こうでもないと言い合いし、結局何故か帰ることに。

 琵琶湖の沿岸を車では知らせながら、また今度は明るいうちに行こうと笑いながら話した。



 結局、行けなかったけど。


 別れ話の次の日はたまたま仕事が休みだった。

 特にすることも無く、まだ馴染めない街をふらふらとした。

 稚拙な恋だけに悲しいのかそうじゃないのか、よく分からなかった。

 たまたま見つけたCDショップに入り、タイトルに吸い寄せられて8センチディスクを手に取った。

 「好きになって、よかった」

 お金も無かったけど、何となく買って、部屋へ帰った。

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 彼女は僕とのことをどんな風に思っているだろ。

 曲を聴きながら、今更ながら考えた。

 僕の剣幕に押し黙ってしまう彼女。

 いつも黙々と部屋の掃除をしていた彼女。

 忙しい僕が先に仕事に出ると、必ず手紙で励ましていてくれた彼女。

 ラジオから流れてくる曲で雰囲気が良くなると、怖がってラジオの電源をOFFにしてしまう彼女。





 懐かしいね。

 本当に稚拙で、困らせてばかりの恋愛だったけど、この曲を聴くと蘇ってくるね。


 
 ってなわけで、センチメンタルな38歳のオヤジは今日も存分に張り切ってるわけですよ!
(o^-')b
イェイ!