…お前は陰陽師になるんだ。最高峰の、それこそ清明を越えるような
(騰蛇/紅蓮)
俺は大陰陽師になるんだから、お前はそれを見届けろ!
こんなところで死んだら絶対許さない!
(安部昌浩)
半人前だけど、頼りないけど、それでも俺は陰陽師だ
(安部昌浩)
…ああ、また痛そうな顔してる
馬鹿だなぁ。痛いときは、痛いって言っていいんだよ?
(安部昌浩)
痛いのも苦しいのも、全部彰子が無事な証だから、耐えられた
苦しんでる顔を見るのは、もう嫌なんだ
だったら、俺にできることをする
全部背負えるなら、俺が全部引き受けるよ
(安部昌浩)
………蛍…
…見せてあげるよ。いつか必ず、……幻でかまわないなら
(安部昌浩)
…内裏には、異形のものが多いんでしょ
……でもね、私は大丈夫だわ
昌浩…、護ってくれるでしょう…?
(藤原彰子)
ずっと、護るよ――
(安部昌浩)
……だって、ここには蛍がいない
蛍がいなかったら、意味がない
(安部昌浩)
見捨てなければいいだろう
それがお前の望みなら、俺はそのために心を砕こう、力を貸そう
俺はそのために、お前の許にいる
(もっくん)
辛いのももう終わり。強く願っていれば、かなうものだから
(安部昌浩)
ただ、紅蓮。私は知っている。
お前は、痛みを知っているから、きっと誰よりも強いんだ
(安部清明)
あれは泣かないんじゃない。――泣けないんだ
(勾陣)
そばに、いろ
(六合)
理を犯すことになったとしても、俺は貴様を許さない。決して
(六合)
………ねぇもっくん…。つらいことを、覚えてなくていいよ…
だって、苦しんだんだ。ずっとずっと。…だから、もういいよ…
…帰っておいで…
(安部昌浩)
……約束は、守る
……でもなぁ、昌浩や。
じい様は、そんなお願いをきいてやるのは、本当にいやだったよ…
(安部清明)
どうしようもないのに、それでも愛しいと思うの
……ものすごく繊細で寂しがり屋で、それをおもてに出せない不器用な人だから
(安部若菜)
その心は、いつもあなたを想っているのね
……全部、置き去りにしてしまうの?
(安部若菜)
ばかね…。子どもはそんなふうに、声を殺して泣くものではないわ
(安部若菜)
名前ってのはちゃんと意味のあるものだ。不用意に名乗ってはいけない
(もっくん)
……あのね、待ってるから
元気でいてくれたらそれでいいわ。つらい思いをしていなければいいとも思う
怪我もしないでほしいとも思うし、……忘れないでいてくれたら、嬉しい
(藤原彰子)
つらくても、心が壊れそうになっても
決して忘れてはいけないものが、ここに確かにあるだろう……?
(勾陣)
……それはなぁ、
お陽さまがとてもとても優しくて、人のことが大好きだからだなぁ
(安部清明)
もっくん、俺の目になってよ……
(安部昌浩)
……お帰り。待っていたよ、紅蓮
(安部清明)
忘れないでくれ。結局のところ、人の想いに打ち勝てるのは、人の心だけということを
(勾陣)
お前は人間として、その命をまっとうしろ
さらばだ、――清明
(晶霞)
……あのひとは
……とても、優しくて…。とてもあたたかくて、とても…強くて
……そして…、とても……脆い、ひとです
その優しさに、救われて……。あたたかさに癒されて…強さに憧れて……
――――脆さを…いとおしいと、思う
……彼女でなければ、だめなんです…!
(安部昌浩)
何かをしてもらったらありがとう、悪いことをしたらごめんなさいだ!
人に怪我をさせて平然としているんじゃない!
(安部昌浩)
嫌いなんじゃなく、嫌われるのが怖いんだよ、きっと
(安部昌浩)
あんたみたいな風変わりな姫には、俺ぐらいがちょうどいい
(安部成親)
すごく大変で、しんどいこともほんとにいっぱいあったから、
よくもやったな、て思うんだけど、……でも
それでも、それでも……、悲しいな、て思うんだ
(安部昌浩)
何よりも怖いのは、のばした手が届かないことだ
(朱雀)
彩輝と、その名が示すのは朝焼けの光。夜闇の死気を打ち払う、輝きです
(安部清明)
嫌だって言ったこともないのに、泣き言なんて言うなよな!
(安部昌浩)
珂神も、たゆらも、真鉄も、大好きだ。母上はちょっとこわいけど、でもやっぱり大好きだ
だから俺、いろいろと頑張ってるんだから
(もゆら)
自分のしたことを悔いていても、あんまりみんなが優しくしてくれて、
気にしなくていいと言ってきたら、苦しくなるもんじゃあないかね
(安部清明)
本当に、お前は何もできなかったのか?
お前は、自分が成し遂げてきたすべてを、ここでそうやって否定するのか?
(もっくん)
一緒にいるって、約束したから。だから珂神は還ってくるんだ
(もゆら)
約束だよ。寂しくならないように、ずうっと一緒にいるよ…
(もゆら)
……優しいかどうかはわからんが…優しくあれたらいいと、思う
(玄武)
