アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

エネルゲイアとは、「いまなしつつある」ことが、そのまま「なしてしまった」ことであるような動きです。
(中略)
別の言葉でいうなら「過程そのものを、結果と見なす動き」と考えてもいいでしょう。ダンスを踊ることもそうですし、旅などもそうです。



以下まとめてみます。

ダンスは踊ることが目的であり、ダンスによってどこかに到達しようとは思わない。

ダンスは踊っているのですから、その場にとどまることはありませんが、目的地は存在していない。

目的地に到達せんとする人生は「キーネーシス的(動的)人生」と言える。

一方、ダンスを踊るような人生は「エネルゲイア的(現実活動態的)な人生」と言える。

一般的な運動であるキーネーシス的運動には、始点と終点があり、その運動は出来るだけ効率的かつ速やかに達成されることが望ましい。

そして目的地にたどり着くまでの道のりは、目的に到達していないという意味で不完全である。

それがキーネーシス的人生である。

……ということで

人生をキーネーシス的人生だと意味づけるか、それとも、エネルゲイア的な人生だと意味づけるかによって、同じことを取り扱っても、お互いに逆説となってしまうのでしょうね。

原因と結果は本当はひとつの出来事です。別なものではないんです。原因があれば、必ず結果があります。そして、もしみなさんが結果を得たいのなら、結果を創らなければなりません(原因を創るのではなく)。 by バシャール

みなさんは非常に豊かな創造主です。みなさんがまわりに創り出しているものは「すべて完璧」です。みなさんがまわりに創り出しているものは「みなさんがもっている観念を完璧に表している」という意味で完全です。 by バシャール

あなた達は完全です。今、みんな完全で常に毎瞬毎瞬、自分の中で望んでいるすべてが与えられます。 by バシャール

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。