アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

この両者には明確な違いがあります。自己肯定とは、できもしないのに「わたしはできる」「わたしは強い」と、自らに暗示をかけることです。これは優越コンプレックスにも結びつく発想であり、自らに嘘をつく生き方であるともいえます。
一方の自己受容とは、仮にできないのだとしたら、その「できない自分」をありのままに受け入れ、できるようになるべく、前に進んでいくことです。自らに嘘をつくものではありません。



いわゆる成功本を実践するにあたって壁となるのが、この部分ですね。
自分に嘘はつけない……ってやつです。

成功本いわく、嘘でもいいから肯定的に振る舞え。とにかくありがとうと感謝しなさい。
とにかく笑顔が大事、笑顔笑顔。他人を応援すれば自分も応援されるようになる……等々、成功するためには自分に嘘をつかなければならないことが多すぎるようです。(^-^;

おそらく、自分に嘘をついても、いわゆる成功は可能なのでしょう。
その意味では成功本は嘘はついていない。

でも、自分に嘘をつけない人もいる。

そういう人には、このアドラー心理学の考え方の方が合っていると思います。

否定的な感情をいだくことは、べつに悪いことではありません。自分の人生の中に、困難をもたらすものではないのです。否定的なものを否定するとき、それが困難をつくりだします。 by バシャール


以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。