アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

他者のことを「行為」のレベルではなく、「存在」のレベルで見ていきましょう。他者が「なにをしたか」で判断せず、そこに存在していること、それ自体を喜び、感謝の言葉をかけていくのです。
(中略)
存在のレベルで考えるなら、われわれは「ここに存在している」というだけで、すでに他者の役に立っているのだし、価値がある。これは疑いようのない事実です。



以下ここまでをまとめてみます。

「すべての悩みは、対人関係の悩みである」
不幸の源泉は対人関係にある。

対人関係の入り口には「課題の分離」があり、ゴールには「共同体感覚」がある。

対人関係のあり方を考える最も重要な指標が「共同体感覚」(社会への関心)
自己への執着を、他者への関心に切り替える。

他者の視線を気にするのは、他者への関心ではなく、自己への執着。

自分の人生における主人公は「わたし」ではあるが
あくまでも共同体の一員であり、全体の一部。

私たちはみな「ここにいてもいいんだ」という所属感を求めている。
そして所属感は、共同体に対して自らが積極的にコミットすることにより得られる。

具体的には「人生のタスク」に立ち向かうこと。
仕事、交友、愛という対人関係のタスクを回避することなく足を踏み出していく。

「この人はわたしに何を与えてくれるのか?」ではなく「わたしはこの人に何を与えられるか?」、それが共同体へのコミット。

どうすれば互いに協調し合って、協力し合うような関係につながるのか?
ここで「横の関係」という概念が登場する。

ほめてもいけないし叱ってもいけない。
ほめるという行為には評価という「縦の関係」が入っているから。

人は「同じではないけれど対等」である。
この横の関係を築くことができたなら、劣等コンプレックスは生まれない。

ほめるのでも叱るのでもなく横の関係に基づく援助、すなわち「勇気づけ」を行なう。

たとえば、「ありがとう」「うれしい」「助かったよ」などの言葉を伝える。

いちばん大切なのは、他者を「評価」しないということ。

人は感謝の言葉を聞いたとき、自らが他者に貢献できたことを知る。

「人は、自分には価値があると思えたときにだけ、勇気を持てる」。

人は「わたしは共同体にとって有益なのだ」と思えたときにこそ、自らの価値を実感できる。

他者を「行為」のレベルではなく「存在」のレベルで見るなら、私たちは「ここに存在している」というだけで、他者の役に立っているし、価値がある。

つまり、私たちは「ここに存在している」というだけで「共同体にとって有益なのだ」。

そこに他者からの評価は関係ない。

自らの主観によって「わたしは他者に貢献できている」と思えることが自らの存在価値の実感につながる。

……ということで

心理学でありながら思いっ切りスピリチュアルですね。(^-^;

総合して考えるとバシャールも同じようなことを随所に語っていますね。

そして……

いままで述べたことはすべて、人が自分の頭で考えると、「当たり前」のことばかりです。

成功とは、あなたが生まれながらに持っている権利です。あなたは、それ以外のものにはふさわしくありません。成功するために何かを学ぶ必要もありません。あなたはただ存在しているだけで、すでに成功そのものです。:バシャール 2006

自分自身の価値を認め、感謝すると自分の価値も上がっていきます。あなたが自分自身の価値を認め、感謝したとき、宇宙がそれを反映して、あなたが真価を認めているような人生を与えてくれます。:バシャール 2006

みなさんは、どんな人にもなれます。みなさんは価値のある「大した人間」なのです。すべてを成し遂げるには、あなたはあなた自身になりさえすればいいのです。 by バシャール

バシャールの名言:自分がやりたいときに、やりたいことをやれる能力があれば、あなたは成功しています。マル。おしまい。それ以上何もありません。

【ワクワク・バシャール!】自分がしたいことをするのに必要なお金さえあれば、別にほかの人と比べてたくさんお金がなくても「成功していて、幸せ」なのです。自分がしたいことができれば幸せで、そして、成功しているのです。 by バシャール

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。