アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「自らの劣等コンプレックスを言葉や態度で表明する人、「AだからBできない」といっている人は、Aさえなければ、わたしは有能であり価値があるのだ、と言外に暗示しているのです。」

厳しいですね。(^-^;

劣等感がある状態は、現状の自分になにかしらの欠如を感じている状態。

もっとも健全な姿は、努力と成長を通じて補償しようとすること。

しかし、その勇気を持っていない人は、劣等コンプレックスへ踏み込んでしまうとのこと。

AだからBできない。
AさえあればわたしはBできるのに。
ほんとうのわたしは有能で優れているのだ。

……ということで、なんだか心理テストの本でも読んでいるかのような部分です。
何々の人は何々である!ってやつですね。

確かに劣等感がある場合には、それを自分の努力で克服するのがベストでしょうね。

それが一番前向きで建設的な姿勢です。

しかし、何々がないから自分にそれは出来ない。
何々さえあれば自分だってホントは出来るのだという考えは、結局自分は何もしたくないという考えですね。自分を見ていてそう思います。

自分では何もしないのだが、ひょっとしたら、それが向こうからやって来るかも知れないと淡い期待を抱いている。

そしてそう言うことがいっぱい書いてある本を読み漁ることになる。

しかし大抵は、何もしないのだから当然何も起こらない。

ただ、何もしなくても向こうからそれがやって来るラッキーな人がこの世にゼロではない。

どんな高額の宝くじだって当たる人がいるように……。

あなた方の文明というのは、単純さ、簡単さというものを信じるのにたいへんな難しさを感じるということです。あなた方はもう何千年も何か価値があるものは、必ず努力しないと、苦労しないと得ることができないと信じています。 by バシャール

【バシャールの名言】自分が欲しいものを、苦労して、一生懸命努力して手に入れる必要はありません。それがわかれば、イライラすることも、恐れをいだくこともありません。疲れることもありません。 by バシャール

自分がワクワクすることを始めるとき、第一に、非常に素晴らしい偶然が次々と起こります。常に魔法のように、あるべき所に、あるべき時に、あるべきことが起こります。そして第二に、自分のやることが、努力なしに進むようになります。by バシャール

……とこんな、アドラー心理学とは真逆のことを言っているように思えるバシャールの言葉もあります。

ただバシャールは常に「行動」の重要さを忘れてはいません。
努力しなくてもいいんだから、何もしなくも良いとは、ならないようです。

それにワクワクした状態であれば他人から見れば努力と見えるものも、そんなことを感じないでやってしまうものだ、というようなニュアンスのことも言っています。

いずれにしても、すべてはある意味正しいのですから、あとは自分でどれを選ぶかでしょう。

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。