アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「孤独を感じるのは、あなたがひとりだからではありません。あなたを取り巻く他者、社会、共同体があり、そこから疎外されていると実感するからこそ、孤独なのです。われわれは孤独を感じるのにも、他者を必要とします。すなわち人は、社会的な文脈においてのみ、『個人』となるのです。」

ということでアドラー心理学では「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と結論付けます。

確かにこの世に自分一人しか存在しないのなら、「悩み」は存在しません。

無人島に一人だけ取り残された時、そこに「悩み」は存在しません。

ただ生と死があるだけです。

悩む余地なんてないです。

生きようとしなければ死ぬだけです。

どうしようかなんて”悩んでいる”時間はありません。

思考をしている時間でさえ生き抜くための時間になります。

そういう意味で、たった一人では悩めません。

しかし、無人島にもう一人いたとしたら……

その途端、人間関係の悩みが出てくるように思えます。

時に、どうしたらいいんだろう?という完全なる停滞が生まれるように思います。

……ということで、キーワード「悩み」に関するバシャールの言葉を探したのですが、見つかりませんでした。意外です。

つまり、そのようなネガティブなものにはフォーカスしないというのが、ワクワクとした生き方なんでしょうね。

(一番ワクワクすることを)探し求める必要はありません。「一番ワクワクすることをしてください」と私たちが言うとき、それは「その瞬間に一番ワクワクすることをしてください」という意味です。 by バシャール

確かにこれだと、「悩み」が出てくる余地はないのかも知れません。

またこんな言葉もあります。

覚えておいて欲しいのは「すべての瞬間は、新しい瞬間だ」ということです。今あなたが「今は今だ」と思えば、過去のことを「今」に結びつける必要はなくなります。みなさんはそのぐらい自由なんです。 : バシャールの学校

すべての瞬間が新しい瞬間であるのなら、そこに”比べる”という行為は存在せず、当然「悩み」も存在しないのかも知れません。

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。