アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「自分を好きにならないことが、あなたにとっての『善』なのです。」

アドラー心理学は目的論で問題解決を行なうので、自分嫌いには目的があるとします。

何か原因があって自分を嫌いになってしまったとはしません。

目的とはつまり、都合がよい。

自分にとって自分を好きにならない方が都合がよいから自分を嫌いでいる。

好きな男性にその気持ちを打ち明けられない赤面症に悩む女性の例が出てきます。

彼女の赤面症にも目的があった。

男性とお付き合いができないことを赤面症にせいにすることができる。
赤面症でその男性に会うことができないので、告白の勇気を振り絞らなくて済む。
「もしも赤面症が治ったらわたしだって……」という可能性のなかに生き続けることができる。

……ということで、自分を嫌う目的はなんなのか、と話は進んでいきます。

これってあれですよね。

成功本や自己啓発本ではまず自分を好きになることが成功または自己啓発の必須条件のようになっている印象がありますよね。

もしアドラー心理学の主張する目的論でいくなら、無理に自分を好きになるのは、逆効果に思えますね。

まずは自分を嫌いになるその目的を探るのが第一です。

自分自身の価値を認め、感謝すると自分の価値も上がっていきます。あなたが自分自身の価値を認め、感謝したとき、宇宙がそれを反映して、あなたが真価を認めているような人生を与えてくれます。 by バシャール

「毎瞬々々、自分はまったく違う人間なのだ」ということがわかり始めると、毎瞬々々、自分の望むものを、何でもより自由に創造できるようになります。毎瞬々々を、常にゼロから出発することができます。:人生に奇跡を起こすバシャール名言集

あなたが一番やりたくて大好きなこと、想像できる中で、一番ワクワクすることをやる。これが「遊ぶ」ということです。 : 『人生に奇跡を起こすバシャール名言集』

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。