アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「アドラーの目的論は『これまでの人生になにがあったとしても、今後の人生をどう生きるかについてなんの影響もない』といっているのです。」

バシャールを知る前だったら、そんな馬鹿な!と一笑に付したでしょうが、今はそうかもしれないなと思えます。

過去はもはや存在しません。
あるのは現在のここだけ。

過去がああだったから今の自分にはこれは出来ないと思っているのは紛れもなく現在の自分であり、現在の自分であるということは、その考えを現在自分で持っているということ。

誰かに持たされているのではない。

過去から類推した単なる一つの考えにすぎません。

「考え」なのです。

実際に今それが目の前に存在しているわけではない。

過去にあんなことがあったから今の自分はトラウマを持っているはずだというひとつの「考え」に過ぎない。

これは道端の石はトラウマを持たないのを見てもわかるように、トラウマは現在の自分が「創っている」もの。考えることができるから、トラウマを持つことができる。

何も考えない道端の石はトラウマを持っていない。

「古いものは持ち越されるのではなくて、毎瞬毎瞬、自分がつくっている」 : バシャール ゴールド

見かけ上、過去とつながりがあるように見えているものも、あなたがいまつくっているのです。ですから、現在について変えたいものを変えれば、あなたの過去も同時に変えることになります。 : バシャールを生きる


以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。