アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「あなたには、ただ”勇気”が足りない。いうなれば『幸せになる勇気』が足りていないのです。」

ライフスタイルを変えようとする時、私たちは大きな”勇気”を試されると著者は言います。

変わることで生まれる「不安」と、変わらないことでつきまとう「不満」。

両者のうちの「不安」を乗り越えて変わろうとする”勇気”が!

これは……

たとえば雪山で裸で放り出されて、とりあえず目の前にあった暖かい湯につかっている。
このお湯は暖かい、とりあえず、寒さはしのげる。
時にぬるくて不満ではあるが、ここにつかっている限り寒くはない。
でも、話に聞くと、この雪山のどこかにホテルがあるらしい。
そこには熱いシャワーと美味しい料理、そしてぐっすり眠ることのできるベッドがあるらしい。
そういう話を聞くととっても羨ましいと思う。
自分もそんなホテルのベッドで眠りたい。
そのホテルに行くための本もたくさん読んだ。
このぬるま湯から出るための本もたくさん読んだ。
でも……
一度このぬるま湯を出て、もしホテルにたどり着かなかったら……
途中で凍え死んでしまったら……
このぬるま湯から抜け出るのは不安で仕方ないのだ。
でも一方でこのぬるま湯もいつ冷たい水へと変わってしまうかもしれない。
どうしよう?

みたいな感じなのかも知れませんね。

さて、バシャールは勇気についてなんと言っているでしょう?

勇気とは、行動する前の「観念を変えるプロセス」にともなう感覚なのです。勇気は、「進んで行動を起こそう」という「気持ち」にはさせてくれます。しかし、実際に行動を起こす原動力になっているのは、「確信」です。 by バシャール

バシャール的には、「観念を変える勇気」なのかも知れません。

そして観念が変われば現実も変わらざるを得ない。

自分の信じていることを変えれば、自分の気持ちが変わります。そして気分が変われば、自分から出ている波動が変わります。自分から出ている波動が変われば、それを反映してくれるまわりの現実が変わります。 by バシャール

自分の感情、観念、そして思考パターンを変えたとき、その瞬間から自分自身が体験する「現実」も変わります。今話しているのは、哲学の話ではありません。現実の、物理の原理なのです。 by バシャール

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。