アドラー心理学に基づいた本『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』には、こうあります。

「つまり人は、いろいろと不満はあったとしても、『このままのわたし』でいることのほうが楽であり、安心なのです。」

おそらくこれが、いくら成功本や自己啓発本を読んでも、人が変われない理由なんでしょうね。

逆に言えば、変わらなくてもなんとかやっていけるような境遇の人が読むのが、成功本や自己啓発本なのでしょう。

だって、人生のどん底にいて、変わらなきゃそのまま死んでしまうかもしれないような境遇にいる人は、成功本や自己啓発本なんて読まないで、もうなんらかの行動してるでしょう。いや、せざるを得ない。

このままのわたしでいたいが、成功もしたい。
そういう両方を望む人が読むのが成功本や自己啓発本の本質なのかも知れません。

自分が変わる決断や決心をしている人にとって、いわゆる狭義の、成功本や自己啓発本は不要でしょうから。

よって自分を確実に変える方法は、変わらざるを得ない環境でかつ自力では逃れられない環境に、自分を無理矢理にでも置くことと言えそうです……が、普通はそれは出来ませんよね。(^-^;

……ということで、自分が変われないものだから、散々と成功本や自己啓発本に悪態をついてしまいましたが、この「変わる」ということについてバシャールはどのように言っているでしょうか。

自分が変わることを望み「変わった自分」を積極的に演じていくとき、自分の人生が”実際に”変わります。 by バシャール

これはシンプルだし実行も簡単ですね。

次の言葉も同じですね。

「今の自分がすでにそうなっている」ところを見ることによって、「今の自分」がその状態になり始めることができます。そして、今の自分がそうなることによって、それに見合った周囲の現実も「今」変わることができます。 by バシャール

またはこんなことも言っています。

性格は、非常に人工的なものです。毎瞬毎瞬、変わることができます。性格は「大いなる自己」の反映です。自分の中のある観念を投影しているのです。自分の中の考えを変えれば、違った人間になれます。:バシャールの学校

考えを変えれば、違った人間になれる?

あれれ?簡単ですね。

これだとすぐに自分を変えることができます。

最初に状況が変わるのではありません。まずあなたが内面で変わり、状況に対してそれまでと違う反応をするのです。たとえ外側の状況が同じように見えたとしても、です。これが「鏡に対してまず自分が笑顔になる」ということです。 by バシャール

自分を変えるには自分の内面を変えるだけ、世界に対する意味づけや解釈をそれまでと変えるだけ。

簡単です!

だって私たちは毎瞬毎瞬まったく新しい人なんですから。

毎瞬毎瞬、あなたはまったく新しい人です。毎瞬毎瞬、あなたが変わるごとに、新しい才能があなたに備わっていることになります。それを自分で信頼してあげてください。 by バシャール

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)『嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え』を参考にさせていただきました。