アドラー心理学に基づいた本「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」の中で

青年が哲人に、誰がどう見ても世界は矛盾と混沌に満ちている。
世界がシンプルであるはずがない!と言った時

哲人は

「それは『世界』が複雑なのではなく、ひとえに『あなた』が世界を複雑なものとしているのです。」

と答えます。

見方によって世界が違って見えるというのは日常でも経験することです。

例えば夜に心霊番組など怖い番組を観ると、その後は世界が違って見えますよね。
今までは何ともなかった窓の外の闇に突然怖ろしいものが出現しそうに思えます。

テレビニュースなどで残虐な事件を観た後は、自分のまわりにもそういう危険があるように思えてきます。不審な人物はみんな危険な人物に見えるかもしれません。

それまでは何ともなかったのに……

これらは自分の心が恐怖で満たされたために世界が恐怖に見え始めた例です。

バシャール的に言えば、世界をシンプルに見れば、本当に世界はシンプルなものになるし、世界を複雑なものだと見れば、本当に世界は複雑なものとなる、とそうなると思います。

バシャールを読書する : それに肯定的な意味を与えれば肯定的な結果が出ます。否定的な意味を与えれば否定的な結果が出ます。非常に簡単な物理学、非常に簡単な機械的なものです。 by バシャール

さらにバシャールにはこういう言葉があります。

今この世界は、人生は非常にシンプルなものだ、ということを学んでいます。何千年もの間ここで教えられてきたことは、複雑でなければ価値がない、という観念です。 by バシャール

この世界は複雑であると教えられてきたから、すなわち、この世界は複雑であると意味づけて来たから、本当に世界は複雑になってしまった、そういう一面もあるのかも知れません。

しかし、本当に複雑になってしまった世界であっても、みんなが世界に複雑だという意味づけを行なっているとしても、自分自身が世界にシンプルであると意味づければ、世界は本当にシンプルになってしまうんでしょうね。

以上、岸見 一郎 さん (著), 古賀 史健 さん (著)「嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え」を参考にさせていただきました。