「わたし」は、自分自身を、意識の対象、知識の対象にすることはできないのです。

つまり、わたしたちは、自分自身にとって対象になることはできません。にもかかわらず、わたしたちは、頭の中で自分自身を対象へとつくりあげています。これこそが、エゴ的アイデンティティという幻想が生じる、ほかならぬ理由です。




エックハルト トール (著), Eckhart Tolle (原著), あさり みちこ (翻訳)『世界でいちばん古くて大切なスピリチュアルの教え』P.112より引用させていただきました。

これはもう【最重要】とマーキングすべき事項なんでしょうが、現段階の私では、完全には理解できていません。

「『わたし』は、自分自身を、意識の対象、知識の対象にすることはできない」

というのは、文字通り、私の理解の範疇を超えています。

おそらく、鏡のようなものなしには、自分の姿(全体)を見ることはできない、という事実と本質的には同じなのだろうと推測はできます。

いずれにしても、エゴ的アイデンティティそのものである「自分」が、幻想らしいので、この自分だと思っている自分は、存在しないことになり、存在しない「自分」は、おそらく、(真実を)理解するという作業は不可能でしょう。

ただ、意識の対象や知識の対象にできないものを、思考によって(いや意識の仕業?)無理やり対象としてしまったために、エゴ的なアイデンティティが生まれたようです。