ババヘラに続く
「え?俺の県だけ!?」シリーズ その2
それは「なべっこ」です。
秋田の小学生は遠足が年に二回あります。
春はバスで県内の観光地に行く普通の遠足。
秋は徒歩で行く「なべっこ遠足」。
なべっこのなべは鍋。
つまり徒歩で鍋やカセットコンロ、
野菜や肉、お母さんが作ってくれた出汁を
背負って目的地に行き、
鍋物を調理して食する遠足なのです。
寒い冬をむかえるわが県民は
他の北国のみなさま同様、鍋が大好き。
しきり下手、めんどくさがりの県民性も忘れて、
小学生が班単位の会議の後、買い物をし、
お母さんに野菜やお肉を前もって切ってもらい、
お母さんが料理得意な家の子は特性の出汁を、
一番大きな子はカセットコンロを、
二番目に大きな子は鍋を、
一番しっかりした子が肉を、
そうでもない子は野菜を持つという
暗黙の了解。
重い荷物を背負って長い距離を歩いても
「鍋」といビッグイベントが控えているために
ちっとも苦ではありませんでした。
ちなみに私は一年生から四年生の間は
出汁か肉を運ぶ係でしたが、
五年生と六年生は野菜係に。
四年から五年になる間に何があった?俺?
まあ、それはいいとしてこのなべっこ遠足が
全国的な行事ではない、と知ったときは大いに驚きました。
そしてどおりで、他県の出身者と鍋をやると
みんな手際が悪いのだ、と納得。
我々は日々の母の愛のこもった鍋料理と
六年間のなべっこで知らぬうちに
「鍋偏差値」を上げていたのですね。
というわけで秋田出身者が
普段はおとなしかったり、いい加減だったりするのに
鍋の時だけ鍋奉行になり仕切り始めたりしたら
「なべっこの後遺症か…」
と温かい目で見守ってやってください。
リハビリの途中なんで…
て、いうか文部科学省のお役人の方々、
なべっこを、全国小学校の必修の行事に!
それをマニフェストにしてくれたら
その党に一票投じます。