今、高杉良著の「青年社長」を読んでいます。
和民を運営するワタミフードサービスの社長、
渡辺美樹さんの若き日のお話です。
いやー、これが面白い。
小学校五年生でお母様の死とお父様が経営する会社の倒産という
二つもの大事件に遭遇した美樹少年は卒業アルバムに
「おとなになったら会社の社長になります」と書き
その悲しみと悔しさをはらすことを誓います。
大学を卒業した彼は半年間のシステム会社勤務のあと、
超過酷な佐川急便のセールスドライバーで働き資金をため、
高校時代の友達と居酒屋を開きます。
その間の彼の情熱と行動力は凄まじく、
文章のすみずみから引き込まれるような
パワーを感じます。
(途中、美人人妻との略奪愛もあります。)
ってまだ読んでる途中なんですが…
つぼ八のフランチャイズ2点を全国一にした渡辺社長は
旅先で食べたお好み焼きに目を付け、
関東に本格的なお好み焼き屋を開きます。
その名も「唐変木」
様々な問題を抱えながらも店が軌道に乗るころ、
店内に風変わりな注意書きが飾られます。
唐変木べからず十か条
一、お好み焼きをつぶすべからず
二、お好み焼きをたたくべからず
三、お好み焼きをむやみにひっくりかえすべからず
四、お好み焼きに調味料をかけるべからず
五、お好み焼きの焼けるのがおそいというべからず
六、お好み焼きの量が多いとおこるべからず。
七、満席でも帰るべからず
八、焼きん娘に手をだすべからず
九、唐変木のお好み焼きがおいしいことを
周りの人に言うべからず
十、唐変木のお好み焼きの味の秘密は聞くべからず
店長敬白
これ、面白くないですか?
このころはまだ、関東ではお好み焼きを食べなれていないですから、
一~四はお客様を教育する意味があります。
五、七、八はお客様への注意事項を述べ、
六、十は量と味の売り込み、
そして九は逆パブリシティともいえる、口コミ要請。
これをユーモアを交えて短くまとめているのですから、
すぐれものです。
今は、上巻の226ページ。
これからまだまだ面白くなりそうです。
読み終わったらまた何か書くかもしれません。
それではまた。
