夏に差がつく…?
ほんまでっか?
いきなり夢も希望もない見出しですが(笑)
中学時代に定期テスト対策を真剣に取り組んで高校生になった生徒に限って、高校の学習についていけないケースがあります。
というか、ついていけるようになるまでに少し時間を要すると言った方が正しいでしょう。
なぜか??
それは中学の定期テスト対策が、暗記中心だからです。
教わったことをテスト向けに必死に覚えるだけ。
学校ワークなどを取り組むだけ。
それだけ。
つまり・・・
定期テスト対策は実力をつける勉強ではない!
こんなので実力が付くなら、みんなとっくに思考力や応用力に満ち満ちた優秀層だらけになっている。
でもその実態はどうだ?
そんな空虚な…と言っては語弊があるが、どちらかと言えばド根性で乗り切るだけの実力停滞期が「中間」と「期末」合わせてやく1ヵ月近くあるというのが実情。
この間は、ただただ余計な思考を捨て、とにかく叩き込むことしかできない。
だって昨日今日覚えたばかりのことでしょ?テストに出るの。
抜群な応用力なんて発揮できませんよ、そんな短期間の習得状況では。
でもテストにはそのレベルまで要求されてしまうこともある。
だから仕方ない。
やるしかない。
公式丸暗記でも教科書丸暗記でもなんでもいいから、テストに向けてやるしかない。
だって内申点ってやつが必要なんだもんね。
もちろん定期テスト対策は真剣に取り組むべきなのです。
でも、その副作用対策も同時に必要というわけ。
「何もしてないように見えるのに定期テストの点数が良い子」という、必死に足掻いてる身からしたらムカツクほどの天才がいますよね(笑)
でも、実はそういう子は生まれつきの才能でもなんでもなく、ただみんながさほど勉強してない時期にも、普通にいつも通り勉強してるのです。
だからテスト期間中もいつも通りのペースでやれるんですね。
したがって直前で脳みそから火を噴くほど必死に立場からしたら、「なんであいつは余裕しゃくしゃくやねん!?」と思ってしまうのです。
そいつもちゃんと勉強してるんだけど、そう見えないんだよね。
他人の学習姿勢はいつも自分中心で見ちゃうもの。
いわゆる相対速度なんだな。
ではいつ勉強すれば、実力が伸びるのか?
今時期で言えば、期末テストが明けた7月。
この1ヵ月はカギになります。
よく「夏休みが勝負」みたいに言いますが、ホントですか?
冷静に考えましょう。
今どきの中高生は半数以上が塾なり予備校なりに通ってますよ。
そういうところでは否が応でも夏期講習があり、多かれ少なかれ受講していることでしょう。
つまり今の時代、よほどサボらない限りみんなが勉強している(≒させられている)夏に差はつかないんです。
「やらないと置いて行かれるよ」という意味での「差がつく」って感じでしょうか?
…煽ってるみたいですけどねぇ(^▽^;)
本当に差がつくのは、定期テストや講習会の狭間にあたる、なーんもない時期です。
みなさんに伺いましょうか?
夏期講習なんて夏休みが始まる7月末~8月頭の週くらい。
期末テストが終わるのは、概ね6月末~7月初旬。
それまでの3週間くらい何してます???
期末テストが終わった後の2,3週間は、学校の授業もスローダウンする傾向にあります。
夏休みに向けて短縮授業になったり、学校によってはスポーツテストとか球技大会的なイベントもありませんか?
あと何と言っても夏の大会やコンクールに向けた部活動の活性化。
加えて、秋の文化祭の準備などもあったりして。
間違いなく勉強する空気ではない。
ところがデキるヤツは、この誰もが「エンジョイ・サマー!」の入り口で浮かれてるときに、コツコツコツコツ勉強してるのです。
と言っても大したことはしてないんですよ。
ただ気持ちを切らしていないのです。
この時期を「空白域」にしてしまった子は、夏休みに勉強しようなんてまず思わないでしょう。
つまり、夏に差がつくのではなく
夏の入り口で差がつく!
と断言しましょう。
期末テスト終了後の数週間を大切に。
【名学館庄内通校とは・・・】
名大・名工大・名市大・愛教大・南山大・名城大・中京大など、中京・東海エリアの有名大学合格を目指す個別指導塾ですが、入会時の成績や学年(中・高)は問いませんし、首都圏・関西圏など県外を目指す方も大歓迎です。中学生は高校入試から鍛え上げます!
入会した瞬間から「今までの自分を変え、新しい自分に生まれ変わる」ための努力をする覚悟で来てくださいね。
こちらのサイトもご覧ください