共通テストの英語は読解中心!
・・・なのですが、大切なことを忘れてはいけませんよ。
今年度までの大学入試センター試験と、来年度からの大学入学共通テストでは出題形式が大きく変わることが予想されています。
その中でも英語の変化は大きいものになるでしょう。
2019年のセンター試験と、共通テストのプレテストの出題を設問ごとに整理すると以下のようになります。
【センター試験(2019)】
第1問 発音・アクセント
第2問 文法・語法
第3問 文脈把握
第4問 資料の読解
第5問 物語文の読解
第6問 説明文の読解
【プレテスト(第2回)】
第1問 短文の読解
第2問 資料の読解
第3問 随筆の読解
第4問 説明文の読解
第5問 伝記の読解
第6問 説明文の読解
従来、センター試験の序盤の得点源であった「発音・アクセント・文法・語法」に関する問題がプレテストでは単独の大問ではなくなり、すべて文章読解に置き換わっています。
すなわち、あくまで読解がメインであり、文法や語法は読解問題の中に組み込まれる形で問われることになるだろうと考えられます。
そういう意味では愛知県の公立高校入試問題の傾向に類似しますね。
こういう情報を耳にすると
「文法より読解を練習した方がいいのでは?」
と単純に思ってしまうでしょう。
しかし!
正解はその真反対!
読解重視だからこそ、柔軟な文法力や語法の知識が必要となるのです。
文法や語法がそれ単体で出題されるなら、出題パターンと例文を理解しておけば、だいたい類似した形で出題されて正解できます。
しかし、長文をたくさん正確に読むための文法や語法あるいは語彙力は、小問を解くためのパターン演習では通用しません。
あるキーワードをフックに正解が見つかる・・・という間違い探し的な代物ではなく、正確な読解を援助するに足りるだけの「実用的な文法力」を保有しなければなりません。
まさか「単語の意味」と「フィーリング」で読解を解きこなせるとでも?
そういう人が足元をすくわれるように作られているのが文章問題なのです。
すなわち
「読解重視」
であることは
「使える文法と語法を学ぶ」
ということでもあるのです。
間違っても文法軽視だけはしないように!
今日から3週間~約1ヶ月の間に、高3生と一部高2生にチャレンジさせ始めたのがこれ。
竹岡先生と言えば「ドラゴン・イングリッシュ」ですが、ドラゴン以上のパワー溢れるタイトルですよね。
サブタイトル通り、語法を身につけるための問題が600問あるのですが、構成として「20問×30回」に分割されています。
これはひと月かけて生徒にやらせるにはもってこいの編集。
ということで早速、生徒に小テスト形式でやらせてみました。
ちょうど同先生の講座を映像で受講している生徒もいて、インプットとアウトプットを関連付けられるという一石二鳥。
上記の問題集以外にも、様々な語法問題集が巷には溢れています。
僕が個人的に好きなのはこれ。
桐原書店から出ている「大学受験スーパーゼミ 頻出〇〇」のシリーズ。
竹岡先生の本もそうなのですが、とにかく解説がしっかりしているのがお気に入り。
生徒たちの自学を助け、なおかつそこから質問も生まれてくるので、学習効果が上がります。
ただ、解説に頼り切ってはダメだと思います。
なぜならあくまで解説は、その問題と周辺知識に限られてしまうから。
だから、例えば「不定詞」の問題を間違えたとしたら、手持ちの参考書(高校でもらうやつでOK)で「不定詞」を再度勉強しなおし、ついでに関連する動名詞や分詞いわゆる「準動詞」を全般に復習するのが良いでしょう。
問題演習を、復習ポイントを見極めるきっかけとする。
復習は間違えたところだけでなく、関連する分野まで拡大する。
ここがポイントです!
語法問題を解いていると、知らない単語やイディオム・慣用表現などと出くわします。
これらはその都度覚えていく努力をしましょう。
文法や語法問題をたくさん解くと単語力も同時に身に付きます。
単語の覚え方、イディオムの覚え方などは塾でも直接指導しています。
丸暗記なんて嫌ですよね。
長文を読むために必要な語彙力を身につける!
語法・文法力を解けるから使えるレベルに上げる!
この二つを目標に夏休みが終わるまでの学習に励んでほしいですね。
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