僕が密かに
「こういうヤツを育てるのが面白いんだよなぁ」
と思っていること。
高校受験は必ずしも思い通りの結果になるとは限りません。
合格確実と誰もが太鼓判を押していた高校をスベることもあれば、担任から無理と鼻で笑われた高校に受かることもあります。
いずれも予想外の展開。
そうなったらあなたの人生は終わりでしょうか?
いや・・・終わってません。
ちょっと「路地裏」に迷い込んだだけです。
皆さんの住む街の「王道」、いわゆる定番のメインストリート沿いには、誰もが良く知る大きなショップが立ち並び、気軽に歩き回ることができます。
でも一歩路地裏に入ると、迷宮のように狭く入り組んだ暗い世界?
…でもないんですよ。
路地裏には路地裏の、個性的な世界が広がります。
路地裏の世界観を楽しんでる若者。
そういう人材に出会うと、「こいつはイケるんちゃうか?」と感じます。
高校生にありがちな”路地裏”は
「滑り止め校にしか受からなかった」
「中学の先生が内申付けてくれなかった」
こんな理由から、思惑と違う高校に通っているケース。
熱を入れて勉強した挙句に報われなかった場合、後々の学習意欲が減退するのが見え見えですね。
ところがそんなネガティブな状況を「まあいっか!」と割り切って、楽しんじゃってるヤツに出会うと嬉しいのです。
しかもそんな境遇の子が
「大学行きたいんですけどー」
と密かに意欲を燃やしたりしていたら、もう最高ですね。
でも大抵こうも思ってるわけです。
「うちの高校、バカだからぁ…」
いやいや、そう悲観して何も行動しないヤツがバカなんだよ。
高校はバカじゃない。
高校はただの「建物」だ!(笑)
鉄筋コンクリートの箱でしかない。
コンクリートがバカだというなら、アスファルトはドアホか?
違うだろ!
そういうことだ。
人間が前向きで面白けりゃ、どんな路地裏でもメインストリートに変える力を持っている。
そういう「路地裏探検」の出来る子が、実は将来世の中を変えていくんじゃないかとも思います。
世の中…なんて大きな相手じゃなくても、周囲の仲間が抱える問題や所属する組織の在り方などに対し、180度ひっくり返すようなアイデアを生み出したりするんじゃないかな?
路地裏の細道を
「寂れたみすぼらしい裏道」
などと決めつけて視界から遮らずに、
「大通りを外から眺めるちょっとした寄り道」
と考えるような前向きな頭脳の持ち主が、今の時代に求められてんじゃないだろうか。
ちなみに、これが
『失敗を恐れない』
という思考の中身だと思うのです。
「失敗は経験だ」とか言いますよね。
「諦めなければ失敗ではない」とも言われませんか?
そうそう、そうなんだよ。
失敗なんてちょっとした寄り道なんだよ。
入会した瞬間から「今までの自分を変え、新しい自分に生まれ変わる」ための努力をする覚悟で来てくださいね。