気候区分、ラスト!
この記事からの続きです。
3 熱帯の気候区を見分ける方法
4 冷帯の気候区を見分ける方法
冷帯の細分には、乾燥季節型の場合分けを用います。
①【冬季乾燥型】
夏に降水最多で最小降水量の10倍以上ならば「冷帯冬季少雨気候」
②【夏季乾燥型】
冬に降水最多で最小降水量の3倍以上ならば「高地地中海性気候」
③上記のいずれにもあてはまらないときは「冷帯湿潤気候」
乾燥季節型の場合分けは、乾燥限界の判別式に用いた考え方と同じです。
5 寒帯の気候区を見分ける方法
①最暖月平均気温が0℃未満であれば「氷雪気候」
②最暖月平均気温が0℃以上であれば「ツンドラ気候」
ちなみにこれらは「ケッペンの気候区分」と呼ばれています。
ドイツの気候学者ケッペンが、植生分布をもとに考案した世界の気候区分です。
以上、気候区分でした。