女将の旦那です。いつもご愛読ありがとうございます。
なかなか再再発してからの半年、特に終末期と言われる時期、
癌の進行や治療、
当時の容体状況については私が見たこと感じたことなど書けないままです。
知りたい方、患者さんやご家族の方もいると思いますが
言葉というか文章にするのはすごく勇気がいり
私の心の状態も平時ではいられなくなってしまう
またあの時の後戻りしてしまう怖さもあり
書けないままです。
この心情を皆様にご理解いただけるとは思いませんが
私自身の相当の覚悟がいる事だと心に留め置きください。
なので今日もまた些細な思い出話です。
コロナ禍前。女将が卵巣癌という病気になる前、
義母もまだしっかりしていたころ、
巷のお盆休み明けの時期に毎年のように
旅行したり、日帰りでも都内近郊あちこち行っていた時期です。
SNSを見ると過去の思い出として何年前の今日ははこうだったとか
勝手に上がってきまして
日記的に書いていたので毎日、何かしら過去を思い出すことになり
朝から感傷的な気分となります。
輪島塗の夫婦箸、確か2022年10月の滋賀県の余呉湖から
北陸の敦賀~小浜と旅した際に小浜で
購入した記憶があります。
以前に結婚10周年祝い前倒しで東伊豆の海石榴を
訪れた際にお祝いで頂いたやはり輪島塗の夫婦箸をいただき
それを亡くなるまで
最後の出棺の際まで使っていたので
写真の箸は使わずじまい
私独りでは今後も使用することは無いですね。
今年は正月早々、不穏なニュースばかりで私的には
暗いというのか過去を一変するような
諸行無常的な一年を暗示するような幕開けでした。
永遠というものは無い、形あるものは壊れる
生命は死に向かっていくという真理の中で
今までとは違う、今まで当たり前だったことが
そうでなくなっていく変化の年なのかもしれません。
詳しくはまた後日、頭を整理して書きます。