こんにちは、看護師朝倉です。
「シンデレラ体重」が危ないという本を読み妊活にとっても大切なことが書かれていたのでご紹介したいと思います。
「シンデレラ体重」とは2016年に高校生の間のSNSで発信された理想的な体型を象徴するワードです。「モデル体重」とも言われています。
「シンデレラ体重」の計算法は身長(m)×身長(m)×20×0.9です
例えば、160cmであれば約46kgがシンデレラ体重という事になります。
これをBMIで表すと18となりやせ体型になってしまいます。
BMIとは、体格指数と言います。体重(kg)を身長(m)で2回割った数値です。
BMI18.5未満は「やせ」と判断します。
ご自身のBMIはご存じでしょうか?
これを機会に調べてみてください。
BMIが低めだった方は、太っているわけではないしやせていてもいいのではないかと思っているかもしれません。
しかし近年、やせ過ぎも肥満と同じくらい健康に良くないと言われています。
妊活中にやせであると生理不順や「低出生体重児」が生まれや易くなると言われています。
(低出生体重児について詳しくは別のブログで説明したいと思います。)
米国の看護師を対象にした大規模な調査結果では妊娠しやすいBMIの値は22~24とのこと、米国よりやせている人が多い日本人の場合はまずBMI20~23を目安とすると良いと言われています。
厚生労働省も、やせへの対応が必要であり、食事のバランス悪化や運動習慣の減少が原因ではないかと伝えております。
日本公衛誌2016年より、妊娠前のやせの方の食事の特徴として、タンパク質、鉄、葉酸が少ないと言われています
やせを解消するためには朝食を抜かず、食事内容も「糖質+たんぱく質」を意識することをお勧めしています。朝食を含めきちんと1日3食とることが大切です。
さらに不足している栄養素を補うためプラスして捕食をお勧めしています。
他にもやせを解消する策がいくつか書かれておりましたので、今後も載せていきたいと思います。